こんにちは、滝谷ハジメです。
今回はベタの泡巣について。
・飼っているベタが泡巣を作ってくれなくなったけど何かおかしいのかな?
・ベタを飼い始めて1度も泡巣を作ってくれない何が原因なんだろう?
我が家のベタ2匹もなぜかここ最近では泡巣を作ってくれません。
そのため、泡巣についてまとめてみました。最後まで楽しんでいただければと思います。
我が家のベタです。
それでは、始めて行きましょう!
泡巣とは?
まず、泡巣って何?というところから。
文字通り、”泡”です。
ベタが泡を作るんですね。そしてそれはオスのベタに限ります。
※稀にメスのベタも作るようですが原則オスが作ります。
写真右手前の泡が泡巣です。
水草を浮かしていない場合は水槽の端っこによく作ってくれます。
この泡巣、ベタが遊びで作っているわけではなく
ちゃんと目的があって作っています。
泡巣の目的
泡巣の目的、それは繁殖のためです。
ベタが交尾をして生んだ卵をオスのベタが口を使ってで泡巣まで運びます。
泡巣で卵が孵るというわけですね。
なぜベタの稚魚が泡巣で生まれるのかというと親ベタがお世話をするために泡巣で孵化させるという話。
ブリーダーの方は繁殖で卵を産んだらメスベタを隔離することが多いようで
オスが主体になって子育てをします。子育てパパさんですね。
そう、繁殖のために行うのですから
”ベタに余裕のある状況”である必要があります。
例えば給料日前に合コンに誘われてもなかなか行く気になれないですよね?笑
泡巣を作ってくれない原因
泡巣を作ってくれない原因は大きく分けて2つ
・オスじゃない,オスに成れていない
・余裕がない
です。
オスじゃない,オスに成れていない
泡巣はオスのベタが作ります。
そのため、メスのベタだと作ってくれません。
また、それ以外に「オスに成れていない」場合も泡巣を作ってくれません。
オスに成れていないというのはどういうことかと言うと
・大人になっていない
・縄張り意識がない
ということですね。
大人になっていない
子供のベタは泡巣を作りません。
「泡巣は○才になってから」みたいな決まりはありませんが
だいたい生後8か月くらいから作るようです。
つまり、良く流通しているベタが生後半年くらいと考えるとショップに来てすぐのベタが泡巣が作れなくてもおかしな話ではありません。
お迎えをした時点では泡巣を作らない可能性があるということですね。
縄張り意識がない
ここはベタの性格の部分。
フレアリングをガッツリできる子や混泳している魚を追い回す子は
縄張り意識が強く泡巣をよく作ってくれます。
逆にフレアリングが苦手な子や混泳している魚に優しい子は
泡巣をなかなか作ってくれません。
我が家のベタもそれに当たります。縄張り意識が希薄なのでしょう。
これは性格の部分なため変えることはできません。
「一緒に自己啓発本読もう!」とかできませんからね笑。
ベタも性別を自分で決める時代のようです。
また、あまりフレアリングをさせないと縄張り意識が薄くなるため
適度にフレアリングをさせると良いですね。
余裕がない
一言で言ってしまえば飼育環境が良くないということです。
今まで泡巣を作っていたのに作らなくなってしまったというパターンは飼育環境が変わってしまったことに原因がありそうです。
変動する飼育環境として挙げられるのは
・水温
・水質
の2つです。
水温
”今まで泡巣作ってたけど最近作らなくなってしまった”
という状況の一番の原因は水温だと私は思っています。
なぜなら冬場の寒い日は本当に寒いですからね。冬場は保温を主に考える必要があります。
見ていないときに温度が下がっている事が多々あります。
MAX/MINの温度を測って現状把握することがオススメです。
”最近泡巣を作ってくれない”という方は冬になってからではありませんか?
もしかしたら水槽が夜間に冷え込んでいるということも考えられます。
私の家では最低水温20℃になっていることがありました。
なんとかして水温を保つ方法を検討中です。
水質
水質悪化してしまったというパターン。
何か特別に追加したとかでなければ一番に考えられるのは
水替え頻度の変更です。
「水替えをサボってしまった」という場合は要注意ですね。
また、日ごろのフンの掃除も大事です。
泡巣を作ってもらうための方法
泡巣を作ってもらうための方法は
・フレアリングをさせる
・水質/水温管理をする
の2つに集約されます。
フレアリングをさせる
フレアリングをさせて縄張り意識を持たせようという話ですね。
ただし、フレアリングをさせ続けると
・馴れてしまってフレアリングをしなくなる
・ストレスになって自切りをしてしまう
ということも起こりうるため、適度なフレアリングが大事ですね。
以前、フレアリングについての記事も書いているのでよかったらどうぞ。
水質/水温管理をする
前まで泡巣を作ってくれていた場合、
おそらく水質管理はそこまで気にする必要はないでしょう。
昔の状況を再現してあげれば良い話ですからね。
問題は水温管理。
ヒーターがあると言っても寒い日には余裕で温度が下がります。
保温の徹底が必要ということですね。
まとめ
今回は”ベタ泡巣を作ってくれない”にフォーカスを合わせて記事を書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
まとめると
<泡巣とは>
オスのベタが繁殖のために作る”泡”
<泡巣を作ってくれない原因>
・オスじゃない,オスに成れていない
メスのベタは泡巣を作りません。
また、気持ちがオスになっていないベタも泡巣を作ってくれません。
・余裕がない
飼育環境が良くないと泡巣を作ってくれません。
今まで泡巣を作ってくれたベタが作ってくれなくなった場合、水温と水替え頻度に大きな原因がありそうです。
<泡巣を作ってもらうための方法>
・フレアリングをさせる
フレアリングさせ縄張り意識を持ってもらうことで泡巣を作りやすくさせます。
ただし、フレアリングのさせすぎに注意です。
・水質/水温管理をする
水質管理は水替え頻度の見直しをするだけでひとまず大丈夫です。
温度管理は夜間見ていない間に温度が下がらないように保温の徹底が必要。
という話でした。
私の飼っている2匹のベタはお互いに異なる原因で泡巣を作ってくれません。
できれば2匹とも作って欲しいところ。ひとまずは温度管理、特に保温の徹底について考えていきたいと思います。
保温の良い方法が見つかったらまた記事にします。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!