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ベタのヒレがボロボロに!?原因と対策

こんにちは、滝谷ハジメです。

今日はベタのヒレがボロボロになってしまうことの原因とその対策について書きます。

ベタのヒレは美しいですからできるだけ美しいまま保ちたいですよね!

先日お迎えしたベタのヒレが少し裂けてしまったようで、原因について調べたことやチェックする項目を備忘録として本記事を書き起こしました。

読んでくれた方の役に立てればと思います。

黄丸部が裂けてしまった個所。赤丸は迎えたときから欠けているところです。

それでは、始めて行きましょう!

チェックする項目

一体どんなことをチェックすれば良いのかを書きます。

ベタの様子

様子と一口に言ってしまいました。

見て頂きたいのは、水槽の底に沈んだまま浮かんで動かないなど

明らかに元気がないかどうかを確認する訳ですね。

また、元気がない様子としてフレアリングをしない泳いで少し止まったとき背ヒレが立たないなどが挙げられます。

ベタも生き物なので完璧に調子を把握することはできませんがあくまで目検討程度で元気かどうかを見てみましょう

ヒレの様子

ヒレがボロボロになった時にどのようにヒレがボロボロなのかを確認しましょう。

よくあるボロボロになったヒレのパターン
・溶けている
・欠けている
・裂けている
・穴が開いている

おおよそこのパターンに当てはまると思います。

現状把握としては上記の通り

・元気かどうか
・どのようにヒレが傷ついているか

を確認しましょう。

それでは、各症状ごとに原因と思われるものを挙げていきます。

ヒレが溶けている

水質がアルカリ寄り

アルカリ性の水の中でヒレが溶けてしまうことがあります。

また、飼育水は基本的に酸性に向かうものなので、いつの間にかアルカリ性になっていた」ということは無くなにかしらの原因があります

原因として考えられるものは

・砂利やソイルに含まれる成分の溶け出し
・pH調整剤の入れすぎ

です。

牡蠣殻とかでもアルカリに傾きます。「ミネラル分が出て良いって聞いたから...」と入れてphに影響が出てくる人も居ます。

「アルカリ性の水質でヒレが溶ける」といってもアルカリ性になる原因があまり無いため、有力な原因とはなり得ないかなと思います。
ただ、pHの測定自体は現状把握の一環として行う分には十分良いため、こちらを一番目に紹介しました。

怪しいと思った場合、水質を調べてみる事は重要。ph測定紙やph測定液で調べる事ができます。

リトマス紙っぽくて手軽なph測定紙がオススメ

尾ぐされ病

尾ぐされ病を患っている可能性があります。

尾ぐされ病を患っている他のサインとしては

・元気がない
・溶けた付近が充血している
・溶けた部分が濁っている

処置は尾ぐされ病に適した薬での薬浴や塩欲が推奨されます。

また、尾ぐされ病は細菌が原因の病気で、常在菌であるためベタの抵抗力が下がった時に感染します
そのため、抵抗力が下がらないよう普段から適度な水替えが最も適した対策です。

濃度の低い塩欲やブラックウォーターでの飼育もベタの抵抗力を高めるという点では対策とも言えます。しかし、水質悪化を抑えるほどの力はないため適度の水替えは必須なので注意が必要です。

ヒレが欠けている

自切りをしてしまった

ヒレが欠けている(ぼこっと一部分だけ無くなっている)ときはベタが自切りをしてしまったと考えられます。

自切りとは文字通り自分で自分を切ってしまうことです。


先日迎えた子です。尾びれが欠けています。(画像は使いまわしました)

原因としてはベタのストレスが考えられます。

ストレスと一口に言っても水質・温度・タンクメイト等さまざまな原因があり難しい問題です。ストレスに感じていると思われるものに対処をしていきましょう。

また、アクアラボ平安さんではオトシンクルスを入れてあげるとストレスをベタ自身ではなくオトシンクルスへ向けるため、自切りを抑えることができると紹介していました。(ちなみに私もオトシンクルスを一緒に飼育しています。)

また、過度なフレアリングは自切の原因になる可能性もあるためフレアリングをさせすぎないようにする必要もあります。

フレアリングについてはコチラの記事で紹介しているため気になったら読んでみてください。

ベタにフレアリングをさせてあげよう!

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裂けている

ヒレが裂けている場合、どこかに引っ掛けた可能性があります。

水槽内の配置物やレイアウトの見直しを検討しましょう。

 

また、引っ掛けそうな場所が無くても、フレアリングの激しい子・特に逃げるようなフレアリングをする子は引っ掛けなくてもヒレ裂けを起こしそうですね。。

この場合、フレアリングを短時間にする事で対策としていきます。
フレアリングすることで得られるメリットが少なくなるため、できるだけフレアリングに慣らしてあげてフレアリング時に暴れないようにしてあげたいです。

 

ヒレは治るため良い栄養と水質の中で飼育していれば自然と治ります。
ただし、裂けたヒレから病原菌が繁殖しないように注意が必要
元気であれば特段問題はないでしょう。

どちらかというと再度ヒレを裂かないような対策が必要ですね。

穴が開いている

いわゆるピンホールです。

この場合、ストレスが原因のため、ストレスの原因を突き止める必要があります。

人間でいうところのストレスでハゲる,胃に穴が開くような状況の為、ストレスの解消に努めてあげたいですね。

ストレスを取り除ければヒレは徐々に治ります
逆に言うとストレスを取り除けないと治らないところが怖いですね。

くっついている

ヒレが癒着してしまっています。

長期にわたりフレアリングをしないとなるそうです。

処置についてはあまり詳しい話を見つけることができませんでしたが
・フレアリングをさせようとし続ける
・切って再生を待つ
のどちらかになりそうです。

まとめ

ヒレがボロボロになるというだけでたくさんの症状があることを紹介させてもらいました。

どれも適切な処置をすれば十分回復するため、どのようにヒレが傷んでいるかを確認し、処置にあたっていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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