5000ポイントが戻ってきたとき
あなたは何割、”得”をしましたか?
この問題、あなたはどう考えるでしょうか?
1万に対して5000だから50%お得じゃないの?
と考える方が多いでしょう。
無論、私も以前はそうでした。
しかしこの例、50%お得にならない時があります。
ポイントせどりをする方、楽天経済圏で生活をしている方にとっては一大事と思いこの記事を書くにあたりました。
一体どのようなときに50%にならないのかを解説していこうと思います。
早速、始めて行きましょう!
ポイントの計算方法
まず初めに前提条件を並べておきます。
・商品の金額は1万円
・ポイント付与が5000ポイント
・1ポイント=1円として使える
よくあるポイントですね。
まず初めに、50%お得なときです。
50%お得なときの計算方法
50%お得になる時、それはポイント付与額を金額(商品の金額)で割った時です。
式にするとこんな感じ
$$お得率 = \frac{ポイント付与額}{支払金額}$$
この式に先ほどの例題の数値を入れれば「50%お得」となります。
また、肌感覚的にも50%引きというイメージがある方が多いのではないでしょうか?
次に50%お得とならない時です。
50%お得にならない時
50%お得にならない時、それは
ポイントを使って何かしらの買い物をしたとき
です。
ポイントなので使って当然です。
しかし、この時のお得率は先ほどと異なります。
新しく『受け取った物・サービスの総額』という概念を追加します。
これは以下の式で表すことが出来る。
$$受け取った物・サービスの総額 = 支払金額 + ポイント付与額$$
ではこの場合、お得率はいくつになるのかというと
$$お得率 = \frac{受け取った物・サービスの総額}{受け取った物・サービスの総額 - 支払額}$$
これを例に当てはめると34%になります。
全く異なる数字になってしまいましたね。
お得率が変わる理由
同じ取引を行っていてもお得率が全く異なることが理解していただけたと思います。
では、なぜお得率が変わってしまうのかというと基準が違うからですね。
『50%お得』と計算した方は
支払った金額を基準に計算をしました
『34%お得』と計算した方は
受け取った物・サービスの総額を基準に計算しました
50%お得だと思ったら本当は34%だった?
何が何だか...
となる方も居るかもしれませんね。
次は、どちらの計算を採用するのが正しいのかについて書きます。
楽天ポイントせどりの場合は”支払い額ベース”の計算でOK
楽天ポイントせどりの場合、「支払額ベース」つまり肌感覚通りのお得率が50%になる方の計算でOKです。
なぜなら楽天ポイントを仕入れ以外にも使用できるからです。
例えば楽天電気や楽天のスマホなどの支払いに充てられますよね。
ポイントの使い道が難しいところ、それが私が楽天ポイントせどりをやらない理由であったりします。
この場合、楽天ポイントをせどり以外の事に使えるため、「受け取った物・サービスの総額」で計算するのは不自然ですよね?そのため支払総額での計算が良いという事です。
もちろん、「受け取った物・サービスの総額」で計算するのも良いかもしれませんがあまり良い指標にならないでしょう。
ただし、ポイントで仕入れをする場合はそうはいきません。
「受け取った物・サービスの総額」を基準に計算する必要があります。
ポイントで仕入をするなら『受け取った物・サービスの総額』ベース
ポイントで仕入れをする場合は計算に含める必要があります。
小規模のうちは商品1つ1つに対して帳簿を付ける事が出来るため、やってみる事をオススメします。
帳簿を付けていると、ひと月,1年などの区切りで見ると”お得率”は「受け取った物・サービスの総額」になっているでしょう。
この計算の本質は”お得率”
ここまで使ってきた”お得率”というワード。
これこそがこの計算(問題)における本質です。
利益でもなく”お得率”ですからね。ちなみに造語。
計算をする上で何を以て”お得”とするのかを考える必要があるという事ですね。
この記事では
受け取ったポイントは生活費としてせどり以外のところに使う。
そのため”お得”はせどりの中だけとして「支払い総額」をベースに計算。
受け取ったポイントでさらに仕入をする。
そのため、”お得”は全ての購入した商品が対象になるため
「受け取った物・サービスの総額」をベースに計算。
という話でした。
この記事があなたの役に立ったり、「面白かった」と思ってもらえたら嬉しいです。
「もっとこの話を理解したい!」という方はコチラの記事を読んでみても良いかと思います。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!