皆さんは最近炎上している『ゆっくり茶番劇商標登録問題』を知っているでしょうか?
先日はニュースにもなった事案です。
今回はそんな『ゆっくり茶番劇商標登録問題』の要約と昔あった商標ゴロ的な事案を紹介していこうと思います。
「ゆっくり茶番劇商標登録問題」は一言で言うと...
ゆっくり茶番劇商標登録問題を超々々々々簡単ににまとめると
ゆっくり解説動画の一制作者が「ゆっくり茶番劇」という言葉を商標登録し利益を得ようとしたところ炎上
ということになります。
ネットニュースでさらに深堀してくれているため、詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。また、Wikiやニコニコ百科でもまとめられています。
商標で利益を得るとは?
先ほどの「商標登録し利益を得ようと~~」の部分が分かりにくいかもしれませんね。
たとえ言葉であっても商標登録をしていればライセンス料を得る事ができます。
ライセンス料に関しては撤回されたものの商標登録をした柚葉氏がその旨を口にしています。
#ゆっくり茶番 投稿者各位
この度、当社は「ゆっくり茶番劇」商標権を取得いたしました。⚠️今後、当該商標をご利用頂く場合はライセンス契約が必要となる場合が御座います。
✅詳細は下記URL「商標使用に関する要網(ガイドライン)」動画版をご確認下さい。
▼YouTube▼https://t.co/U0D1FbSAxJ pic.twitter.com/yvU1k4T50y
— 柚葉 / Yuzuha【祝!ゆっくり茶番劇 商標登録】 (@Yuzuha_YouTube) May 14, 2022
その後、ライセンス料は取らない事を名言していますが商標権を手放す気は無い旨を発言しています。
商標「#ゆっくり茶番劇」につきまして皆様からのご意見を受け、関係各所と再検討しましたところ、使用料のお支払いは不要と定めることに決定致しました。
✅今後、使用料(ライセンス契約)は不要になります。
✅但し、権利は当社のものとして存続いたします。
よろしくお願いいたします。
— 柚葉 / Yuzuha【祝!ゆっくり茶番劇 商標登録】 (@Yuzuha_YouTube) May 16, 2022
それでも商標権を持っている以上、柚葉氏以外の人が「ゆっくり茶番劇」を使う事に対して異議申し立てをすることができます。
柚葉氏が権利を持っている以上、柚葉氏が正義である。
納得できない方も多いでしょう。そのためこの炎上は止まりません。
また、単純に今まで慣れ親しんできた言葉を「これ、オレのものだから」と主張されて気持ちの良い思いをする方はまず居ないでしょう。
殺害予告や爆破予告まで出る始末。
商標権自体は非常に有用なシステムだが...
このような事が起こると
なんて思ってしまうかもしれませんね。
私は法律には詳しくないものの、Amazonで商品を売る際に商標権が重要ということを知り深く知るようになりました。
商標権を超簡単に言えば「何勝手にウチの商品の名前使ってんの?」と言える権利。
この権利があるから世間で偽物であふれかえるようなことが無い訳です。iPhoneの偽物とかヤバめの通販サイトに行かないと見る事も出来ませんよね?
とは言え関係性が浅い人物がこの商標権を取れてしまう事は問題と言っても良いでしょう。
事実、今までに多数の商標ゴロ的な事案は幾度か生じています。
意外と多い商標ゴロ案件
私が特に印象に残っている商標ゴロ案件は以下の3つ
- ノマ猫
- そだね~
- PPAP
のまネコ騒動も今は昔
本件で「のまネコ騒動」を思い出した方は少なくないかもしれません。
丁度ゆっくりで動画になっていました。
のまネコ騒動ではひろゆき氏が活躍したこともあるため、もしかしたらひろゆき氏は「ゆっくり茶番劇商標登録問題」にどこか懐かしい気持ちを抱いているかもしれませんね。
— ひろゆき@ゆっくり茶番劇 (@hirox246) May 15, 2022
真意不明の「そだねー」騒動
2018年冬季オリンピックで活躍した女子カーリング選手が何気なく発した『そだねー』。流行語大賞にもなっています。
その『そだねー』という言葉がお菓子メーカーの六花亭が商標登録している事が発覚し物議を醸しました。
発覚した後に「他企業に奪われるよりも地元企業が保護する方がまし」という弁明がなされたものの、その真意は不明。
もっと詳しく知りたい方のために以下にリンクを貼っておきました。
昔お土産で貰った六花亭のお菓子が美味しかった思い出があり、複雑な気持ちを抱いた一件です。
純然たるゴロ「PPAP」騒動
皆さんはピコ太郎のPPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)を覚えているでしょうか?
そして、実はこの「PPAP」という言葉の商標は全く関係ない会社が持っています。
その会社はPPAP以外にも多数の商標を保有していました。
普段生活しているだけでは知り得ない『商標ゴロ』と呼ばれる人は数多く、きっと私の知らないだけで商標による揉め事はゴマンとあるのだろうと思い知らされた一件でもあります。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!