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【ベタの病気】水カビ病の原因と対策や治療法【白いもやもや】

『なんだかベタに”もやもや”が付いているような...』と思っている方、
もしかしたらそれは水カビ病なのかもしれません。

 

水カビ病は最初は何気ないところから発生するかもしれませんが
最悪死に至る病気であるため、もし発生してしまったときのために知識を付けておいて損はしないですよね。

この記事では水カビ病の原因から対策、治療までを紹介しています。
良かったら最後まで読んでいただければと思います。

それでは、始めて行きましょう!

水カビ病とは?

「そもそも水カビ病って何?」というところから。

水カビ病とは何かを知ることができれば的確な対策を打つことができるからですね。
また、「これって水カビ病かも?」と早めに気付ける事ができます。

見た目

魚の体に”もやもやした白い毛”が生えている場合、水カビ病が疑われます。


私の飼っていたベタに生じた水カビ病。尾ヒレの先端に”もやもや”があります。

上記の写真では見にくいのかもしれないと思うので見やすい写真も用意しました。

水カビ病がかなり進行した姿
引用:チャーム_魚の病気と治療薬特集

このように”白いもやもやした毛”が水カビ病の特徴であり、そう呼ばれる所以です。

流木を入れたことがある方やちょっとズボラでエサの食べ残しを放置してしまった方は水槽内に水カビが生えているのを見たことがあるのではないでしょうか?あるいは学校で飼っていたメダカの卵で見た事がある方も居るのではないでしょうか。

その水カビがベタの体に生えてしまったという状態が水カビ病です。

水カビ病の正体

”もやもやした白い毛”の正体は細菌です。
細菌が手を伸ばしているため毛のように見えるということですね。

言い換えると水カビ病はベタの体で細菌が繁殖してしまった状態ということです。

『菌が繁殖しているだけでベタに大きな影響を与えるの?』と思う方も居るかもしれませんね。

事実、人間の体の表面にも細菌がたくさんいますが特に問題は生じていません。
主だった問題といえば足が臭くなる程度でしょう。

しかし、見えるレベルまで細菌が繁殖してしまっているというのは明らかに異常事態
そもそも人間でも体からカビが生えたらヤバいと思いますよね?

水カビ病を患い、細菌が体内に入り込んでしまうと
体内の機能を壊され、最悪の場合は死に至ってしまいます。

また、この病気はベタにのみ生じる訳ではありません。

水カビ病の原因

先ほどの通り、水カビ病の原因は細菌です。

しかし、通常であれば水カビ病を発症することはありません。
魚の体についた傷もしくは低水温の状況下で発症します。

体に傷というのは分かりやすいでしょう。
身近な例で言うとケガをして貼った絆創膏が臭くなるみたいな話で体液が細菌を繁殖させる栄養になっているということですね。

低水温の状況というのは具体的に言うと、20℃以下
水カビ病を引き起こす細菌は20℃以下になると活発になると言われています。(参考:新高滝観魚園)

水カビ病の予防対策

水カビ病の原因が
・魚の体についた傷
・低水温の状況下
であるため、
水カビ病を発生させない方法は以下2つ

・怪我をしないようなレイアウトの水槽で飼育する
・適切な水温で飼育する

です。

怪我をしないようなレイアウトの水槽で飼育する

一口に『ケガをしないように』といってもなかなか難しいですよね?

これ尖っていないかな?
擦れたりしないかな?

と、ちょこっと考えるだけでも効果は絶大なため
レイアウトを置くときに少し考えてみることをオススメします。

私自身、「ちょっと怖いな」と思うレイアウトを置いていたこともあったため、ここは実践で勉強ですね。

とは言え魚も生き物のためどこでどんな怪我をするかわかりません
万全にしておくと良い、という話でした。

適切な温度で飼育する

目安として26℃が適温と覚えておくと良いです。
メーカーから販売されているベタ用ヒーターもだいたいそのくらい。
化学反応式の用にピタっと数字が決まっている訳ではないのであくまで目安。

冬場は温度が急激に下がることもあるため温度計を入れておくと安心ですね。

水カビ病の治療方法

水カビ病の治療には薬を使用します。

水カビ病治療に使用する市販の薬
・ニューグリーンF
・グリーンFリキッド
・アグテン
・アグテンパウダー
・ヒコサンZ
・フレッシュリーフ
・メチレンブルー液

いづれも熱帯魚店やホームセンターで入手可能です。

2021年現在、コロナウイルスの影響で薬の流通量が減っている印象です。
そのため、販売しているお店をリサーチしておくと良いでしょう。

薬浴時水槽を分けるべき?

薬は水に色が付くものが多く、
水槽やレイアウトに残り易いです。
また、水槽内のバクテリアにも影響する可能性があります。
上記2点考慮し水槽を分けるかそのまま薬を投入するか判断しましょう。

水槽を分けて薬欲をするときの注意点

容量の小さい水槽(ビン等)を使用する場合、水質悪化が激しいため水替えの頻度を調整して水質を悪化させないようにする必要があります。

また、寒い時期であれば保温へ気を配る必要もあります。

薬の計算方法

薬は人の飲む薬のように「1粒でOK」のようにわかりやすい区分けがありません。
1袋で60ℓ」等の内容量になっているうえ、分量が2gなど秤で測って入れようにも専用で細かい数値を測れる電子天秤等が必要になります。

電子天秤がなくても目盛り付きのスポイトペットボトル等あればできる
濃縮液を作って投与する方法を推奨します。

 

濃縮液をどのくらい投与すればよいかを計算する際には以下3つの数値を把握しましょう。

・薬袋に適した水量
・濃縮液を作るのに使用する容器の量
・薬浴をさせる水槽の水量

次に濃縮液をどの程度入れればよいかを書き式で出す。

水槽の水量 × 容器の水量 ÷ 薬一袋に適した水量

この式から出した数値の分だけ濃縮液を投入すればOKです。

 

そして、この病気は進行する病気のため早期発見早期治療が重要です。

まとめ

以上、ベタの水カビ病の原因,対策,治療方法でした。
まとめると

・魚に”もやもやした白い毛”がついていると水カビ病かもしれない
・水カビ病の原因は細菌
・水カビ病は低水温または傷が原因で発症する

・水カビ病予防は「怪我をしなさそうなレイアウト」と「適温での飼育」
・水カビ病の治療は薬浴

という話でした。

この記事で
ベタが水カビ病になったときの治療や水カビ病の予防方法が分かった
と思っていただけたら幸いです。

今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

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