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結婚式のご祝儀の相場が『3万円』っておかしくないか?と思った話

皆さんは友人の結婚式に呼ばれたことはあるでしょうか?

その時ついつい気になってしまうものの1つが『ご祝儀』だと思います。

友人であれば結婚式のご祝儀は3万円という話も耳にするでしょう。

しかし、私はこのご祝儀3万円という慣習がどうもしっくりこない。

今回はなぜご祝儀3万円がおかしいと思うのか、私はどうやって結婚式と向き合っていこうかという事を書いて行こうと思います。

ご祝儀3万円の理由

そもそも、なぜご祝儀が3万円なのかという話をしていこうと思います。

1つ目は表向きのよく言われる理由の紹介。そしてもう一つは本来の意図を探っていきます。

表向きは「割り切れないように」という意味

結婚式は2人を結ぶ儀式と言っても良いでしょう。

この2人を割り切れないようにと願掛けを、すべく割り切れない数字をご祝儀として渡すのが良いとされている様です。

割り切れない数字という意味で『苦』を連想する『9』意外の奇数なら何でもという印象。

ただ、割り切れる数字が絶対にダメかと言うとそうでも無く、『8』は末広がりだから良いらしい。ぶっちゃけダジャレです。

本来の意図はブライダル業界の繁栄?

続いてよく言われるのが『ご祝儀3万円はブライダル業界がばら撒いた』という話。

なるほど結婚式を挙げさせる業界がこれを広めたのか。と一瞬納得してしまいそうになるが、ちょっと考えてみると話が通らない。

なぜならご祝儀はブライダル業界では無く、結婚する本人に渡すものだから。

そう、ブライダル業界にご祝儀が行かないからご祝儀の金額が増えたところでという話なのである。

 

前置きはここまで。ここからはあくまで私の想像でしかないから業界人に見つかって咎められるかもしれませんが妄想を垂らしていきます。

想像:相場が知れ渡れば高いプランの結婚式を組むことも視野に入る

結婚式は金額がかかる事をご存じの方も多いでしょう。

軽く調べてみたところ、結婚式の平均額は292.3万円でした。

ではこの金額は全て新郎新婦が支払っているのかと言うと決してそんなことはありません。そう、ご祝儀です。

結婚式の平均人数が約42人であり、相場の3万円を支払ったとすると126万円。残りの166.3万円、二人で割って83.15万円であれば「何とかなるかな」なんて気もしないでも無いでしょう。

しかし、これは相場があるから成り立つ計算です。

42人が集まって「いくら包めばいいか分からないから1万円で良いか」なんて状況になってしまえば新郎新婦1人あたりに掛かる費用は100万円の大台を突破してしまいます。

大台割れ効果というものがあり、心理的に100万円は切っていて欲しいと思うのはおかしな話ではありません。

「1人あたり3万円が相場」という前提のもと新郎新婦に結婚式の費用を計算させているというのはあながち間違いでは無いのかなと思ってしまう訳です。あくまで妄想ですが。

Google検索で遡ってみてもあまりご祝儀の相場については触れられていないようで「いつの間にか3万円が相場になっていた」と言うのが私の率直な感想。

3万円がおかしいと思う理由

ここからが本題。ご祝儀の3万円がおかしいと思う理由を書いて行こうと思います。

私がおかしいと思う理由は2つ

  • 3万円は”割り切れる”
  • 3万円は”高い”

それぞれ解説していきます。

3万円は”割り切れる”

「そもそも奇数ならOKってダジャレなんだから目くじらを立てるな」と思うかもしれませんがそうはいきません。

30,000は以下の数値で割り切れます

2,3,4,5,6,8,10,12,15,16,20,24,25,30,40,48,50,60,75,80,100,120,125,150,200,240,250,300,375,400,500,600,625,750,1000,1200,1250,1500,1875,2000,2500,3000,3750,5000,6000,7500,10000,15000

これだけの数で割り切れるのに”割り切れない”と言い張るのにはさすがに無理があります。3万が割り切れないなら2万でも1万でも割り切れないと言っても良いでしょう。

割り切れない数字といって割り切れてしまう万単位がおかしいのである。ダジャレにしても出来が悪い。

 

そもそも「割り切れぬ(分かれぬ)ように」と他者が願掛けするのもおかしな話。

願ったところで分かれるかは当人に委ねられているのだから「語感の悪い4と9は辞めておこう」くらいが妥当なダジャレのラインなのではないかと私は思ってしまう。

3万円は”高い”

皆さんは行って後悔した結婚式はあるでしょうか?私はあります。

親しい友人であれば良いものの、学校を卒業してから疎遠になってしまった人物から数合わせの如く呼ばれた結婚式は本当に後悔しました。

大して仲良くも無いので祝福もクソも無く、3万円が消えただけでした。無論その後の付き合いも無いしマジで3万円返して欲しい。祝う相手は選ぶべきだと勉強になった一件です。

3万円で一家を呪えるのはそれはそれでコスパが良いのかもしれませんが本題はそこではありません。

そう、3万円という金額は決して安くありません。安いと思う人はご祝儀のつもりで以下のリンクから適当に買い物をしてください。私のお小遣いになります。

3万円あったら何ができたでしょうか?美味しい食べ物であれば数回は食べれる事でしょう。旅行や大きな買い物に使う事も出来ますし、生活費にすればかなり楽になります。

さらに言えば「本当にお祝いしたい人」にその金額を回すことも出来たはずです。

特に現代では『お金がかかるから結婚式に行きたくない』という人も多いでしょう。

また、マコなり社長が「結婚式には行くな」と言っている動画も印象深いものでした。

ご祝儀3万円に抗う術

ここまでご祝儀3万円に対して憎悪をぶつけてきたものの、いざ友人の結婚式に参加する時に憎悪を振りまく訳にも行きません。

そのため、私はご祝儀3万円に対して以下の2つで抗っていこうと思います。

  • 祝福すべき相手は自分で選ぶ
  • ご祝儀の金額は30,011円

祝福すべき相手は自分で選ぶ

祝福すべき相手は自分で選ぶなんて言いましたが、簡単に言えば『祝いたくない結婚式には行くな』と言う話。

祝いたくないなんて大げさかもしれませんが絶対です。

どのラインから”祝いたくない”となるのかと言うと「ふと遊びに行ける仲なのか」で決めて行けば良いのかと私は思います。

たとえ住んでいる場所が遠くたって「久しぶりに会わない?」と声を掛けられる間柄なら祝うべき人物です。

逆に普段仕事をしている仲であっても「この日ここに行ってみない?」と声が掛けられないなら決して祝ってはいけない。

祝と呪って似てますよね。要らぬ祝福は呪いの素です。

ご祝儀の金額は30,011円

自分と1以外の数字では割り切ることのできない孤独な数字、それが素数。

割り切れない数字に意味を込めるのであれば素数がまさにおあつらえ向きでしょう。

そして、30,011としたのにも理由があります。

それは「あくまで相場の範囲内」という事。ご祝儀の数字はダジャレであってもお金の絡んだビジネスと言っても良いでしょう。それなのに自分の都合で10,007(素数)を渡して少ない思いをされるよりは3万にちょっと足してオリジナリティを出した方が良いと私は思います。硬貨2枚付けるだけですからそこまで大変でもありません。

逆に、私がこのオリジナリティを出せないような間柄の人物なら祝うべき相手では無いのでしょう。

あくまで相場に則りつつと言うのはいささか腹立たしくもありますが、「私が相場を変える!」という事も出来ません。

相場に則りながらも割り切れない素数である30,011円。これを私のスタンダードにしていこうと思います。

 

どうやら2019年には既にご祝儀30,011円のネタがあったようですね。

 

今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

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