1人暮らしを始めてから自炊に挑戦しようと考える方は多いのではないでしょうか?
自炊をすれば経済的に安上がりで済むためお財布に優しいですし、自分の料理の腕が上達する楽しみもありますから1人暮らしの醍醐味と言っても過言ではありません。
しかし、そういった挑戦には失敗は付き物。
この記事は私が今まで体験した自炊の失敗とその原因・対策を徹底解説するものです。
これから一人暮らしをしようとしている方,自炊しようかなと思っている方の役に立てればと思います。
『食材の廃棄=失敗』と考える
そもそも自炊の失敗とは何でしょうか?
この記事では「本来食べれた食材を捨ててしまう事」を失敗と定義します。
そのため「なんとか食べれるレベルのまずさ」は失敗と呼びません。
ガチの失敗、食材コストの損失で自炊の価値を測ります。
せっかく「安い」という理由で始めた自炊で食材を捨てていたら何のために自炊しているのか分からなくなってしまいますよね。
量で失敗する
恐らく自炊初心者が一番最初に通るであろう道。それは「量で失敗すること」。
お徳用でまとめ売りされている食材はまさに廃棄リスクの塊と言っても良いでしょう。
「100gあたりでみたらお得じゃん」なんて購入したはいいものの捨ててしまっては元も子もありません。
食べ切れればギリギリセーフですが、節約という観点から見ればいくつかに分けておきたいところ。
私の場合は新しく挑戦しようと買った調味料を結局1度しか使わず捨ててしまった事があります。
原因:十分量の把握不足
量で失敗する1番の原因は十分量を把握していない事にあります。
必要量(どれだけあれば足りるか)はパッと思いつくものですが十分量(どれだけあれば過剰か)は結構ないがしろにしているのではないでしょうか?
『量は多ければ多い方が良い。なぜなら後で使いまわせるから。』なんて考えは改めましょう。
後で使いまわすにしても限度があります。
醤油をドラム缶で買う人は居ませんが、スケールの小さい同じような事は頻繁に起きているという話。
対策:十分量の把握&チャレンジは割高でも少量
十分量が分かっていないのであれば知ればいいだけの話です。
これは大きな廃棄ロスを起こしてしまうと身に染みて分かりますが、できればそうならずに知りたいところですよね?
普段食べている食材やこれから作ろうとする献立をチェックしてみると十分量が把握できるのでオススメです。
また、よくあるのがチャレンジで購入したものが大量に余って捨ててしまうパターン。
チャレンジで買う食材は多少割高であっても少量から購入すればこのような事態はほとんど起こりません。
保存で失敗する
作り置きができる事は自炊のメリットの1つですが、作り置きをしてしまったがばかりに食品を捨ててしまう事態が起こってしまいます。
私が体験した例だと
カレーを冷凍してほったらかしにして、どう食べても冷蔵庫の味がするカレーが出来上がったことがあります。本当に食べれたものではありません。
またまた鍋を「毎日火を入れるから大丈夫」と言って常温で数日間放置してしまったせいで傷んでしまう事もありました。
折角作り置きのメリットがあるのに傷んでしまっては形無しですよね。
原因:適切な保存ができていない
保存で失敗してしまう原因は適切な保存ができていない事に他なりません。
むしろ料理に合った保存をしていなければそれは保存とは呼べせんよね。
例えば夏に刺身を常温で置いていたら、それは保存では無く放置以外の何物でもないでしょう。
そう、適した保存ができなければその自炊は失敗と言っても過言ではありません。
保存に向いていない料理と言うのは味の薄い料理や生ものを指します。
さらに言えばいくら保存に適した料理とは言え限界があることを覚えておきましょう。
対策:長めに保存するのは味の濃い料理,いつまでに食べ切るか決める
2日以内に食べ切るものなら冷蔵庫、それ以上なら冷凍庫と決めておくと良いですね。
また、味の薄い料理は長期保存に向かないため早い事食べてしまう事が賢明。
そして、冷凍庫で保存すれば傷まないものの劣化することを覚えておき、こちらも早く食べ切ることを意識する必要があります。
食材で失敗する
安くて良い物はかなり希少な存在です。
この世界には高くて良い物か安くて悪い物がほとんどであると言っても過言ではありません。
安かろう悪かろうで買った安い食材が自分の許容度を超えられなければ「これは本当に食べられない」となってその自炊は失敗します。
この失敗を通して家族が自分のためにどれだけ良い物を食べさせてくれていたのか骨身に染みる方も居るかもしれません。
私が最大級に失敗したと思ったのはラムーのステーキ。ラムーでおいしい物は多くありますが、これはマジでヤバい。
原因:工夫を知らない
もちろん個人差がありますが「あ、これはもう食材がダメだ」なんて思う食材はほとんど見かけることはありません。
「食べれたもんじゃない」なんて思うのは食材を美味しく食べるための工夫を知らないことが最大の原因と言っても良いでしょう。
先ほど例にしたラムーのステーキも「肉なら焼けばそれなりに美味しい」なんて考えずに「下味を付けてスジを切ったり叩いて柔らかくして」と工夫を凝らすことを怠ったため許容度を超えられなかったという話。
対策:失敗し続けるor同じ轍を踏まない
これに限っては個人差、完全に主観のため「どうやったら自分の許容度を超えられるか」と戦わなければいけません。
どうやったら美味しく食べれるのかを研究し続ける事に犠牲は付き物。
また絶対に戦わなければいけない理由も無くて、「これはダメだな」なんて思ったら二度とその商品を買わなければいいだけです。
火加減・味付けで失敗する
火加減と味付けはマジで重要。なぜならどちらの失敗も取り返しがつかないから。
と言っても食べれる程度のやりすぎならよくあることでしょう。
本当の失敗のコゲは真っ黒になるレベルや全く食べられないレベルの事を指します。
原因:調理法を知らないのに横着する
食べられない料理ができてしまう原因は調理法を知らないのに横着してしまうから。
ぶっちゃけ調理法は知らなくても良いんです。COOKPADがあるから。
それに多少焦げるくらいなら「ヤベっ」ってなりますし、味付けも「やりすぎたな」と思う訳です。
そうならないのは
・急いでるから10分のところ強火で5分でやっちゃお
・煮えるまで待つのが面倒だから放っておこう
・この調味料好きだからもっと入れとこう
みたいに横着してしまう事が最大の原因です。特に面倒だから放っておくなんてのは私がよくやってしまうことの1つ。
COOKPADを見る事や書いてある情報通りに作れない事がダメって話。
対策:横着をするな
対策は1つ。知らないのに横着をしない事です。
まとめ:自炊とは横着との戦い
以上、いかがでしたでしょうか?
今回の話を一言でまとめると自炊とは横着との戦いと言っても良いでしょう。
・十分量の把握を怠る→量で失敗する
・適切な保存方法の情報収集や決め事を怠る→保存で失敗する
・調理の工夫を知ることを怠る→食材で失敗する
・調理法を知らないのに怠ける→火加減/味付けで失敗する
と言った具合にすべての失敗の原因は自分の怠り癖に行き着く訳です。
横着せずに自炊ライフを謳歌していきましょう!
「うっわ自炊ってやっぱめんどくさいなぁ」なんて思った方は私と同じ様にプロテイン生活をしてみる事も一つの手かもしれません。
紆余曲折ありましたが今はプロテインに落ち着いています。
プロテイン生活なら横着するシーンが少ない。
ただ、プロテイン生活をするには根性が必要なため全員にはオススメは出来ません。詳しくは上記記事にて。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!