こんにちは、滝谷ハジメです。
我が家のベタ。先日薬浴を終えて水槽し、ヒレもすこしづつ治ってきて良い経過かな?と思っていましたが
あれ?もしかしてヒレ裂け進行してる??
尾ぐされ病の脅威はひとまず去ったと判断しているので
今回は薬浴ではなく塩浴をしていく方向性にしました。
今回の記事では塩浴がオススメされている理由を3つ紹介しようと思います。
・塩浴って何?
・塩浴の効果ってどんな事があるの?
と思っている方の役に立てればと思いこの記事を書きました。
それでは、始めて行きましょう!
塩浴とは?
塩浴とは飼育水を塩水にする事です。
と言ってもとりあえず塩を入れる訳ではありません。ちゃんと適した濃度があります。
適正な塩浴の濃度
濃度は【予防:0.1~0.3%】,【処方:0.5%】が目安とされています。
予防は普段の飼育、処方は病気のときです。
「濃度がピッタリ合っていなければダメ」ということはないですが
濃すぎると逆にベタの体に害を成してしまうためNG。逆に薄いと効果も薄い。
濃度0.5%は水1ℓに対して塩5gという意味。
飼育水の量(ℓ)が分かっていれば
入れる塩の量(g)=飼育水の量×5で計算することができますね。
濃度0.5%に値する塩は見た目の量が多いです。
そのため、「こんなに入れて大丈夫かな?」と思うかもしれません。
不安に思ったら半日にちょっとずつ様子を見ながら入れてあげるとよいでしょう。
また、家に5gが測れるはかりや軽量スプーンなどがない場合、
タブレット状になった商品があるため計量ができなくても
塩浴させてあげることができますね。
塩浴の効果
塩浴にどのような効果があるかと言うと
ズバリ、おしっこの量が減ります。
「えっベタっておしっこするの?」と思うかもしれません。
するんです、おしっこ。
もちろんかもしれませんがベタの体の中の塩分濃度は水よりも高いです。
そのため、水槽のベタは常に体の中に水が入ろうとしています。
塩分濃度を一定にするために体の中に入ってきた水を外に出すこと、これがベタのおしっこの正体なんですね。
目に水が入ると痛いけど目薬が痛くない理由と同じだったり。
水が目に入ると目の水分が抜けてしまうのが痛く感じる原因。
逆に目薬は目の塩分濃度と同じため痛く感じないんですね。
そして、このベタのおしっこにまつわる話が
塩浴がオススメされる理由の1つ目です。
塩浴がオススメされる3つの理由
ベタの自然治癒力が高まる
先ほどのおしっこの話に戻りますが
ベタのおしっこは大半が体の塩分濃度を保つためだけに行われています。
そして排泄という行為、実は結構体力を使ってしまいます。
ということは、逆に水槽の塩分濃度を高くしておしっこをする回数を減らしてあげれば
おしっこをするために使っていた体力を他の事に使えるようになるため自然治癒力が高まるということなんですね。
自然治癒力を高めることで病気やケガを早く治すだけでなく病気を予防することもできます。
そのため、普段から塩を入れてベタを飼っている方も多いですね。
ベタの病気について書いた記事はコチラ
余談ですが人間の場合は年を重ねるごとにおしっこが出なくなるため
「水を飲むように」と医者から言われるようになるそうです。
ベタとは逆ですね!笑
塩には殺菌効果がある
塩に殺菌効果があることは聞いたことがある方も多いと思います。
例えば漬物,イカの塩辛,ハムなどの長持ちする料理は菌を繁殖させないように塩を使っています。
どのように殺菌しているかというと
先ほどの塩分濃度の話に少し戻って、ベタに対しては問題ない塩分濃度であっても細菌に対してはとても濃く、細菌の生命活動ができないくらいに水分を奪ってしまいます。
簡単に言うと、細菌の水分を奪うことで殺菌ができるということです。
水草も殺菌効果と同じような事が起き枯れてしまうため、
塩浴させる際には水槽から避難させましょう。
入手性が良い
実は塩浴だけが目的であれば入れる塩は食塩,岩塩,専用の塩でも何でも良いです。
特に食塩であればどこの家庭にもあるため簡単に調達することができますよね。
しかし、調味塩のような添加物が入っている塩は人に害はないけどベタには毒ということもあり得るため、注意が必要ですね。
入れる前に成分表を確認するのをオススメします。
不安なら食塩一択。普段使いしている塩が怪しかったら専用の塩を買ってしまっても良いかもしれませんね。
低マグネシウムの塩が良いという記事も散見されるため、オススメは塩事業センターの食塩。マグネシウムは0.02%とかなり低いです。
さいごに
以上、ベタ飼育に塩浴がオススメな理由3選でした。
折角飼っているベタ、少しでも健康的に長生きをしてもらいたいと思います。
塩浴で病気の予防ができるため、「ちょっと様子が変かな?」
と疑わしい時や普段の飼育で試してみるのはいかがでしょうか?
今回はここまでです。
最後まで読んでくれてありがとうございました!