久しぶりに読み返しました。
夢をかなえるゾウ
この本は2007年に出版されて
シリーズ累計400万部売れたベストセラー。
しかも小説形式のためとても読みやすいです。
読んだことが無くても
「名前くらいは聞いた事がある」
「書店に並んでいるのは見たことある」
という方は多いのではないでしょうか?
私が初めて読んだのは確か2016年くらい、友人から進められて手に取った本。
最後はコチラの話で言った通りメルカリで売りましたが。
最近KindleUnlimitedで無料で読める事が分かり、
読み返してみたのですが新たな発見・気付きに出会えたのでこの記事を書くにあたりました。
当時、この本を読んだ私は「人に尽くそう」くらいのニュアンスをこの本から受け取っていました
結論から言うと私は誤解をしており、「人に尽くそう」は一部でしかなく
がこの本の本質だと思います。
それでは、始めて行きましょう!
この本で課される課題
この本は
主人公がお題をこなしつつ、ちょっとしたイベントで次の課題をガネーシャから課される
という形式でストーリーが展開されていきます。
その中でも得に役に立った,新鮮だったものを5つランキングにしてみました。
1位:毎日、感謝する
2位:食事を腹八分目におさえる
3位:身近にいる一番大事な人を喜ばせる
4位:靴をみがく
5位:人の欲しがっているものを先取りする
です。
5位:人の欲しがっているものを先取りする
人が欲しがっているものを先取りするというのは
欲しいと思われるものをあらかじめ取っておく
という意味では無くて
その人が本当に欲しいものを用意するという意味。
私が感じたこの本の本質である「感謝」とはズレていますが
「人に喜ばれるものを作りたい」
と思ったとき、本当に欲しいものを提供できたら喜んでもらえますよね?
そして本当に欲しいものは当人の口からは出て来ないことがほとんど
という事が本書では語られています。
だから先取りをする必要があるという事ですね。
私はこのブログで読んでいる方の本当に欲しいものを提供できるように心掛けていく必要があるわけです。
<人の欲しがっているものを先取りする>
4位:靴をみがく
靴の手入れ。
この靴をみがく課題は本書の一番最初に登場しました。
この課題を最初に読んだときは
「身だしなみをちゃんとしよう的な事かな?」
程度に思っていましたが今は違います。
靴をみがく事で靴に感謝、ありがとうを伝えることがこの課題の真意だと思っています。
この課題を読んだ2日後くらいに実際に靴を磨いてみました。
靴を磨けば確かにキレイで気持ちの良いものではありますがそれだけです。
しかし、本を全部読み終わった後に靴を磨いたとき、
感謝を込めてみがいた靴は全く異なる気持ちでした。
靴に限らず自分が使う道具に対して感謝を込めて手入れしようという話ですね。
<靴をみがく>
3位:身近にいる一番大事な人を喜ばせる
よくあるヤツですよね。
身近にいる大事な人、代表されるのは家族です。
最も近しく、ないがしろになりやすい人物を喜ばせよう。
という話。
確かに大事ですよね?
しかし、私はこの話にちょっとした盲点あることを身に染みて感じました。
それは身近ではないけど自分の事を思ってくれている人が居る事です。
実は数日前に大学時代に私が慕っていた先生から電話があり
私の紹介した大学の後輩が
「遠くに離れるから」
と菓子折りを持ちお礼にきてくれた事を話してくれました。
さらに、私の忘れていた始めて後輩を紹介した日のエピソードも添えて。
この電話で私は先生・後輩に感謝を感じずには居られませんでした。
先生には私だけでなく後輩に対しても指導をしていただけたこと、私の事を覚えて電話をしていただいたこと。
後輩に対しては私が紹介した先生の指導をまじめに受け続けてくれたこと、私でもできない方法で先生に対し感謝を伝えてくれたこと。
家族や友人など物理的に距離の近い人であれば顔を突き合わせて話すこともありますし忘れる事も無いですよね?
しかし、物理的に距離が離れていても大事だと思える人も居ます。
そのような人に対して、喜んでもらえるようなサプライズを用意したいですね。
<身近で一番大事な人を喜ばせる>
食事を腹八分目におさえる
多分初めて読んだときは
「健康のために大事だよね」
と思っていましたが真意は違うと思います。
確かに腹八分目に食べることは大事です。毎回の食事で満腹に食べていたら太ってしまいますし生活習慣病も怖いですよね?
しかし、腹八分目に食べる事の本質は
だと思います。
食事であれば物理的に入らなかったり満腹感などの兼ね合いで限界は無いでしょう。
しかし、人間の欲望に限界はありません。
・お金が欲しい
・ちやほやされたい
・○○をやってみたい
・○○へ行きたい
・楽をしたい
などなど。
これらの欲望に素直なままではずっと”欠けた”状態であり、欠けた状態ではそのことばかりに気を取られ、人に喜んでもらえる事が出来ないという事です。
<食事を腹八分目にする>
毎日、感謝する
この本の中で私に深く刺さったやりとりがあります。
「ええか?自分は腹が減った。カレーを食べたい。カレーを手に入れるには何が必要や?」
「お金です。」
「そや、お金や。で、そのお金はどないしたら手に入るんやった?」
「人を喜ばせることです。」
「そやろ。人を喜ばせることでお金が手に入る。そのお金でカレーを買うことができるんや。けど、自分ごっつ腹減ってんねんやで。腹減ってんのに、人喜ばせることなんてできるか?そんな余裕ないやろ」
まさに私がブログを辞めようと思った気持ちがそのままに出ていた。
人を喜ばせることが出来ない自分は無価値だ(欠けている)
私は確かにそう思っている節がありました。
そして、そんな自分が嫌でした。
しかし、この欠けた状態への処置はがむしゃらに前に進む事ではなく
感謝すること
でした。
正直ハッとしましたね。
「少ないながらも読んでくれている人は居る。でも少ない!」
なんて欲丸出し人間だった訳です私は。
本当にやるべきは感謝でした。
・読んでくれた人
・私のTwitterに「いいね」を付けてくれた人
・wordpressのテーマを作ってくれた人
・パソコンを作ってくれたソニーの方
・両親
・友人
・会社
・飼っているベタ
あげ始めればキリがないでしょう。
今自分が座っている椅子も、目の前にある机も、手にしている紙も、天井にある電球も、当たり前の様にそこにあるけど、全部自分を幸せにするために存在してくれとるんやで。
全部自分を幸せにするために存在してくれている。
そう考えるだけで本当に今、恵まれている事に気づけますよね。
本当に、ありがとう。
<毎日、感謝する>
「感謝」だけが本質ではない
ここまで「ありがとう、ありがとう」なんて言ってきながら手の平を返します。
私がこの本から読み取ったことは「感謝」だけではありません。
これが次のステップと思っています。
例えば「このブログを見てくれている人」
本当にありがとう。
でも、ありがとうの気持ちだけでなく
「何か喜んでもらいたい」
「何か役に立つ情報を渡したい」
という気持ちが沸き上がって来ます。
この「感謝を次の実行に移す」ことがこの本の真の教えと思い、これからも記事を書いていきます。
まとめ:感謝、ありがとう
この記事をここまで読んでくれている人が居たら、私にとって本当に有難い事である。
読書感想文として乱暴かもしれませんが
という事が理解していただけだかと思います。
もちろん、この本は違った解釈があると思います。
現に昔私が読んだときは「人に尽くす」といった感想でしたから。
それでも私は「感謝」こそがこの本の本質を信じています。
もし、興味があったらKindleUnlimitedで無料で読めるので読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
感謝です。