こんにちは、滝谷ハジメです。
今回は水替え不要の水槽というテーマを扱っていきます。
なぜこのテーマを扱うのかというと
私の知り合いに水替え不要水槽を使っている方が居て、
「水替えの要らない水槽なんてあるの?」
「なぜ水替えが不要なの?」
「導入したときにデメリットはある?」
と私は思っていました。
私の中でまとまってきたためこの記事を起こしました。
それでは、始めて行きましょう!
水替え不要水槽とは?
水替え不要水槽とは文字通り「水を変えなくてよい」とされている水槽です。
初めて見たときは「ウソでしょ!?」と思っていましたが
水を変えなくてよい理由もしっかりとあります。
余談:ふるさと納税の返礼品にも
また、この記事を書くにあたり水替え不要水槽について調べていたら
ふるさと納税の返礼品で水替え不要水槽を取り扱っているところがありました。
しかし、金額が約18万円。
ふるさと納税で18万円を納税する場合、年収が900万円くらいの方に限るようで普通に買った方がよさそうですね汗
水替えが不要な理由は生体ろ過にあり
水槽の水替えが必要な理由
まず最初に、通常の水槽であれば水替えをしますよね。
この水替えがなぜ必要なのかというと
生き物がいる以上、水が汚れていってしまうからです。
では、そもそも汚れとは何なのでしょうか?
ここではアンモニア,亜硝酸,硝酸の3つを水の汚れと定義します。
なぜこの3つを上げたのかというと
上記3つはすべて水槽内の生き物のフンやオシッコから分解されていく過程で発生する有害物質だからです。
また、この分解をバクテリアに行ってもらうため生体ろ過と呼びます。
出展:AquaTurtlium
「えっ分解し終わって完全に無害になるんじゃないの?」
と思うかもしれませんがそうはいかないんですね。
硝酸まで分解されれば毒性は下がるものの完全に無害ではありませんし、水槽内のphが下がって酸性に偏ってしまいます。
そのため、生体ろ過が上手くいっていても定期的に水槽内の硝酸を取り除く必要があります。
そして、水槽内の硝酸を簡単に取り出せるのが水ごと変える水替えなんですね。
では次に、『水替え不要の水槽はなぜ水替えを不要と言い切れるのか』ですね。
それは植物が硝酸を消費してくれるからです。
植物が硝酸を消費してくれるから水替え不要
この水槽の上にある植物。これに秘密があります。
植物が育つときに硝酸を使ってくれます。
そのため、水替えという手段をとらなくても硝酸を取り除くことができるということなんですね。
しかし、ここで湧き上がる疑問が1つ
「それって水草でやったらダメなの?」
という疑問。
この疑問の答えは
「できなくもないけど大変」です。
パッと見で分かる通り水槽の上にある植物は
ガッシリと根っこを張っている上に大きいため、水槽内の硝酸塩をぐんぐん使ってくれます。
この膨大な硝酸とるとるパワーを水槽の中の水草で発揮しようとすると膨大な量の水草が必要になります。
(定量的なデータを探してみましたが見つかりませんでした。申し訳ありません。)
そのため、硝酸塩を除去するという点において水替え不要水槽は本当に水替えが不要なのです。
ちなみに、私の知り合いは私の聞き間違いでなければレタスを育てることもあると言っていました。
食べているのかは知りません。
見落とされがちなデメリット
この水槽、デメリットが2つあります。
それは大きいことと完全に水替えが不要ではないことです。
ちょっと大きい
この水槽、大きいんです。
水の入れれる部分の0.5倍程度のものが水槽の上にくっついています。
私はベタが好きなため、水槽がいつ増えるのかわかりません。
そのため、置き場所に困りそうな大きな水槽は今のところ導入しないかなと思っています。
しかし、上方向に場所が広くなるだけなので
縦にも空間を使いたい方以外は問題なさそうですね。
バランスが崩れると水替えが必要
植物が硝酸を吸収するスピードが生体が水を汚すスピードを下回った状態では硝酸が水槽内にたまり続けてしまいます。
このようにバランスが崩れてしまうと水槽内の生き物に悪影響が及んでしまうため、水替えが必要になります。
バランスが崩れていないかを知るためにphを定期的に計る
最初は生体を少なく入れて様子見をする
など少し工夫をして運用する必要がありますね。
phを測定してみた記事もあるので良かったらどうぞ
普段からphを測っていないと生体に影響が出てからバランスが崩れている事が判明するため、できるだけphは計っておいた方がよいでしょう。
私の知り合いはプレコを☆にしています。
phは測定していませんがコリドラス,ベタ,プレコ,オトシンクルスを飼育している中で酸性に弱いプレコのみ☆になったため、バランスが崩れていたのではないかと推察しました。
まとめ:水替え不要水槽も完璧ではない
まとめると
水替え不要水槽は
・硝酸を植物が吸収するため水替えが不要
・バランスが崩れると硝酸が増えるため水替えが必要になってしまう
・ちょっと大きい
という話でした!
水替えが不要という点が大きな魅力の水槽ですね。
植物も好きという方には一石二鳥といった感じでしょうか。
もし水槽を導入する際に検討してみても良いかもしれませんね。
しかし、phを測定するなどしてバランスが保たれているかを見る必要があります。
以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!