勉強 日記

失敗から見る”良い目標設定のやり方”【トゥールミンロジックが鍵】

この目標って意味あるのかな?

そんなことを思ったことがある方、多いのではないでしょうか?

私は個人・チーム共に思ったことがあります。

特にこのブログの運営する上での目標設定が上手く行かず、今では”目標なし”で運営しています。
「なぜ、目標設定が上手く行かないのだろうか?」という疑問を常に感じていましたがどうやら答えが見つかりました。

「目標なんて誰も見てないんだからあってもなくても良いじゃん」なんて思う方がいるのかもしれませんが目標は必要です。なぜなら”標”の字の通り、目じるしになるからです。目じるしに沿って歩くことで目的地に連れてってくれますしチームの行く先があやふやになりません。

この記事は

・どのような目標設定すると失敗なのか?
・チーム、個人で役立つ目標設定をしたい
・どのような目標を立てたらよいのか?

といった疑問や要望に応えるべく作りました。最後まで読んでいただければ幸いです。

それでは始めていきましょう!

失敗する目標が持つ4つの要素

失敗する目標は4ついづれかの要素を持っています。それは

・最終的な目標が抽象的
・目標達成が不可能
・「どうやってやるのか」が明確ではない
・現状を把握しきれていない

です。

最終的な目標が抽象的

定量的に測れない目標のことを指します。

定量的に測れないのであれば振り返ったときに成功だったのか失敗だったのかが分かりません。こんな目標が上手く行くわけがないですよね?

主体的に物事を進めない場で立てられた目標は耳障りが良く抽象的な目標が立てられることが多いです。なぜなら抽象的な目標であれば失敗しても言い方・見方では何とでもできるため、責任を問われることもありません。

目標達成が不可能

「100㏄入るコップに25mプール一杯分の水を詰めてください」と言われても無理だと分かりますよね?

しかし、往々に不可能な目標を設定する人も多いです。

「ゴールは届くから入れようと思う」という賭博黙示録カイジのセリフの通り、できない目標に意味はありません。

「どうやってやるのか」が明確ではない

最終目標がハッキリしている、でも上手く行かない。そんな時は「どうやってやるのか」が明確ではないことが多いです。

「どうやってやるのか」は課題設定とも呼ばれていますね。

課題が決まってなくて、普段やっていることで目標が達成できるならそもそも目標なんて必要がなありません。

「やると言ったらやるんだ!」という体育会系な考え方は得にチームにおいては不要なしがらみを生む原因になります。

現状を把握しきれていない

現状を正確に見れていないときに立てた目標は上手く行きません。
それはまるで目をつむって山を登るようなもの。

現状把握はどこまでやれば十分なのかというライン引きが難しいですが、可能な限り把握しきってから目標を立てる必要があります。

目標設定で重要な2つの考え方

目標設定には2つの重要な考え方があります。それはトゥールミンロジックと仮説思考です。

トゥールミンロジックで目標を組み立てよう

トゥールミンロジックについてはコチラの記事で詳しく書いていますがざっくりいうと

データ(真実)を元にワラント(なぜそう言えるのか)でクレーム(意見)を述べる

という方法です。

これを目標設定に当てはめると

現状を元に組んだ課題設定により最終目的を達成できるようにすること

です。

データ:現状
ワラント:課題設定
クレーム:最終目的

というようにリンクしています。

実は先ほど挙げた失敗する目標の4つの要素はデータ,ワラント,クレームのいづれかがおかしい状態にあるわけなんですね。

・現状
・課題設定
・最終目的

このすべてが結びつくように立てた目標であれば意味のある目標になるでしょう。

仮説思考で結びつきを補強

仮説思考は簡単に言うと

「多分こうだろう」という志向的な答えを持って考えること

です。この”志向的”というところがポイントで、方向性を持って動くことができるため問題の解決スピードが早く、軌道修正も容易です。

仮説思考を持って先ほどのトゥールミンロジックを行うことでより正確かつ素早く目標達成ができることでしょう。

目標を「意味なし」と思われる最大の理由

冒頭の「この目標設定って意味あるの?」と思われるときは目標を立てるという行為が形骸化しているときでしょう。

特に周期的に評価をする際の目標がそれに当たります。現に私も月一で立てている個人の目標でそれを感じました。

目標を立てることが目的にならないように意味のある目標を立てられるようにしたいですね。

今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

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