日記 生活改善

『コスパを極めたら死ぬしかない』の意味と言葉に感じる人生の可能性

先日本を読んでいたら

コスパを極めたら死ぬしかない

という言葉に出会った。色んな人の生きるヒントになりそうな言葉だと私は思うので記事にしようと思います。

いつの間にかコスパは思考の中心に居た

コスパ=コストパフォーマンス(費用対効果)という言葉は多くの方が知っている事だと思います。

パソコンやスマホなどのパフォーマンスを数字にしやすいものによく使われている他、最近では食事や資格・仕事についてもコスパが語られることが多い印象。

コスパの概念が広まり始めたのは平成以降

このコスパ、私が初めて聞いたときはだいたい10年くらい前でしょうか。調べてみると平成以降で化粧品やPCパーツに使われる言葉だったようです。

Googleトレンドで調べてみると2013年くらいから一気に右肩上がりになっています。

ここ約10年でコスパという概念は一気に浸透したと言っても良いでしょう。

最近のコスパの用途は多岐に渡る

一気に広まったコスパと言う考え方は多くの物事に適用されるようになりました。

・コスパの良い食品
・コスパを考えた生活
・賃貸と新築どちらがコスパが良いか
・コスパの良い職業は?

今の私たちはコスパで考える事が当たり前

むしろ、私達の頭はコスパに支配されていると言っても過言では無いでしょう。

その考え方に一石を投じるのがこの言葉です。

コスパからの解脱

そこで

コスパを極めると人は死ぬしかない

が登場します。

私は「やりたいこと」という病 著:ナガクラケンタという本の一節でこの言葉に出会いました。

元々は菊池成孔というミュージシャンがブログで「コスパを極めたら人は死ぬしかなくなる」と書いたことが発端のようです。

残念ながら元のブログ記事は見つけられませんでしたが、ニコニコの記事で近しい内容に触れているものは見つけることができました。

なぜコスパを極めたら死ぬしかないのか

なぜコスパを極めたら死ぬしかないのかと言うと理由はシンプルでコスパの計算式がそのようにできているから。

コスパは以下の式で表すことができます。

コスパ=得られるパフォーマンス÷必要なコスト

死んだら必要なコストはゼロ。つまりは無限のコスパを得られるということになりますよね。

細かい話をすれば

・死んだらパフォーマンスはマイナスなのでは?
・死んでも葬式などでコストはかかる

なんてツッコミが来るかもしれませんが、本題ではないので触れません。

本題はゼロで割るからコスパは無限ということ。でも、コスパが無限だからと言って死ねるは居ない

私はこのことから『コスパは極めなくても良いのでは?』という疑問が浮かびました。

それでもコスパは重要である揺るぎない事実

「やっぱコスパってクソだな。コスパフリーで考えようぜ」

なんて事を私は良いたい訳ではありません。

コスパの考え方は非常に重要な事は言う必要も無いでしょう。

・高くて悪いものは要らない
・高くて良いものはお金が無限にある訳では無いから選べない
・安くて悪いもので良いのかと言うと微妙

安くて良いもの、あるいは妥当なものを探すためにはコスパと言う考え方は必要不可欠です。

コスパを選べば死かもしれませんが、コスパで選ばなければ今の日本で待ち受けているのは困窮と言っても良いでしょう。

コスパのバランス感覚

コスパで選べば死,コスパで選ばなければ困窮。

ではどうしたら良いのかと言うと、コスパのバランス感覚を重視していく必要があるという話。

コスパのバランス感覚なんて聞きなれないかもしれませんが、実は意外と多くの人がこのことについて発信しています。

パッと思いつくだけで3人

・ひろゆき氏
・ガジェマガトーマス氏
・ナガクラケンタ氏

それぞれ解説していきます。

ひろゆきの「常に片手を開けておけ」から見えるバランス感覚

2chの創業者ひろゆき氏は「常に片手を開けておけ」と主張しています。

超簡単に要約すると

チャンスは一瞬で通り過ぎるから両手がふさがった状態では無く、常に片手を開けておこう

という意味。詳しく知りたい方は上記記事やひろゆき著の「1%の努力」を読んでみる事をオススメします。

これ自体はコスパとは何も関係無いように見えますよね。

しかし、片手を開けるためにはやらない事を決めたり,やることであっても効率的に動かなければいけません。

何も考えずに片手が開けれる方はごく僅かだと思います。

そう、片手を開けるためにコスパの考え方が必要になってくる訳です。

 

余談ですが、私はひろゆき氏のYoutube風コラ画像をひどく気に入っています。結構面白いので気になる人は見て見てください。

ガジェマガトーマスがコスパ重視と言う理由

ガジェットブロガー兼Youtuberのトーマス氏は普段のブログやYoutubeの発信でコスパの考え方を最大限に生かし生活改善情報を視聴者に届けてくれる人物です。

このトーマス氏が書いた書籍「ムダの省き方」ではなぜ無駄を省くのかを明確に記載されています。

なぜ無駄を省くのかと言うと

無駄を省いて自分の好きなものワクワクすることに時間やお金を費やす

というシンプルな主張。

私はこれに同意で、好きな事やワクワクすることに時間とお金を費やせなければ無駄を省くことすらも無駄と言っても良いでしょう。

やりたいことのために無駄を省く。

トーマスとひろゆき、両者の言葉こそ違えどその本質は似通っていると私は思います。

ナガクラケンタ氏の「生きるというのは無駄をすること」という主張

先述した「やりたいことという病」ではナガクラケンタ氏は

生きるというのは無駄をするということ

と記しています。

そして、この言葉の前には「オレも仕事をやっている時はビジネスパートナーとして相手の事を考えて生産性を極める」と書かれています。

つまりこれぞコスパのバランス感覚なのかもしれません。

仕事では無駄を省き、私生活では無駄を喫することが今後の多くの方の幸福につながるのではないでしょうか。

余談:中国のコスパ思考

丁度最近見かけたニュースで中国では「買わない年」と言うものがブームになっている様です。

超簡単にまとめると「不要なものを買わない宣言」をしてお金の使い道をよりコスパやQOLが高まるものにする。

というもので日本のコスパ思考に近いものが感じ取れますよね。

中国では寝そべり(タンピン)族が流行したりと日本と同じく疲れている人が多いのでしょう。「買わない年」はその中でも消費疲れが見えるニュースでした。

今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

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