せどりに取り組んでいるとき、特に初心者のうちは赤字になってしまう事もあるのではないでしょうか?
あるいは長期在庫が生じていてキャッシュフローが悪化していることもあるかもしれません。
売上はあるけどイマイチ黒字化できていないという悩みを解決するべくこの記事を書きました。
早速始めて行きます。
せどりで赤字の状態とは?
そもそも、せどりで赤字の状態とはどのような時を指すのでしょうか。
多くの場合、以下の状態を赤字とします。
「売上-経費」がマイナスの時
期間は自由に区切ってOKです。
経費の中身が重要
では経費の中身には何が入るのかと言うと以下の通り。
・売上のあった商品の代金
・輸送費
・手数料
・梱包材の費用
・交通費
(・人件費)
中でも気を付けたいのは『売上のあった商品の代金』。
売上の無い商品の代金は経費に含まれないという事ですね。
記録を付けて管理する際に注意が必要。
また、なぜ売上の無い商品を経費に含まないのかと言うと「売れたら利益になる可能性がある=まだ損得が分からない」から。
長期在庫は別枠で集計
経費に入れるのは売上のあった商品の代金のみと説明をしました。
しかし、『せどりが赤字でどうしよう』という方は
在庫はあるけど売れないから利益にならないといった悩みを抱えている方も居るかもしれません。
在庫の商品は売れて初めて利益になるため資金繰りが滞ってしまいますよね。
そのため、6ヶ月以上を目安に長期在庫をどの程度保有しているのかを把握することをオススメします。
少なくとも赤字ではありませんが、長期在庫が積み重なることで結果的には会社で言うところの黒字倒産を引き起こしてしまう可能性があります。
せどりで赤字&長期在庫過多の状態にやるべきこと7選
本題に入ります。
せどりで赤字および長期在庫過多の時にやるべきことは以下の通り。
・仕入れ判断の見直し
・仕入れ先の変更
・小型商品を狙う
・輸送費の見直し
・値付けの見直し
・規模拡大
・在庫処分をする
それぞれ解説していきます。
仕入れ判断の見直し
最重要かつ最も基本的な事かもしれませんね。
せどりは利益の出る商品を買ってきて売る必要があるため、事前のリサーチは必須です。
・いくらで売れるのだろうか
・いくらの手数料がかかるのか
・輸送費はどれくらいかかりそうか
と言ったものを総合して判断する必要がある訳ですね。
リサーチ方法についてはコチラで解説しています。
赤字になっているという事は簡単に言うと「仕入れ時点で赤字になるべくして赤字になっている」と言い換えても大きな間違いはありません。
そのため、自分がどのような基準で仕入れをしたのか把握をして、赤字にならないように変えていく必要がある訳ですね。
仕入先の変更
商品を仕入れるためには仕入先が必要です。
近いからという理由だけで選んでいる店舗よりも利益商品が多く見つかる店舗がある可能性は十分にあります。
もし、行きつけの店舗しか回らないで赤字になってしまうようであれば、もっと他の店舗を探してみるのも1つの手でしょう。
同じ系列の店舗であっても値付けが全く違うというのは良くあることです。
また、「利益が出るかも」と思った商品が系列店すべて同じ価格で販売されていた場合、価格競争のリスクを考慮することもできます。
「要するに転売なんだからよそで買ってきて売ればいいんでしょ」といった考えでは利益を出すのは難しい。
小型商品を狙う
商品のサイズだけで見れば小さければ小さい方が有利です。
なぜなら輸送費にモロに影響してくるから。
例えば段ボールに1個しか入らない商品と10個しか入らない商品を同じAmazon倉庫に送ったとき
どちらも輸送費が1000円かかったとすると
1個しか入らない商品の輸送費は1000円に対し、10個しか入らない商品の輸送費は1個当たり100円です。
とは言え仕入れ判断の見直しや輸送費の見直しの方が大きいです。また、大型商品であっても利益が出ることもあります。
そのため、頭の片隅に置いておくだけで良いでしょう。
もし大型商品(大型家電など)を取り扱っていて赤字になっている場合は攻めるカテゴリを変えてみても良いかもしれません。
輸送費の見直し
商品を送るときにかかる輸送費は結構バカになりません。そのため見直す価値は十分にあります。
オススメは2つ
・AmazonPCP
・ヤマト運輸のクロネコメンバーズ
です。
安く使えるのはAmazonPCPですが、一部準備が必要。
詳細はAmazon出品大学を参照。
また、クロネコメンバーズについてはコチラの記事で解説しています。
規模の拡大
「えっ!?なんで赤字なのに規模を拡大しなくちゃいけないの?」なんて思うかもしれませんね。
しかし、せどりは個人でやる方が殆どですよね。そのため、赤字の原因が規模が小さすぎるという可能性があります。
具体的に言うと
・仕入れ量が少なく、輸送時に段ボールに空きが生じている
・仕入れ量を多くすることで割引を受けられる可能性がある
という事です。
輸送時に空きがあるという事は商品1個当たりの輸送費をもっとを安くすることができる可能性があると言い換えることができます。
また、NETSEAなどの卸売りサイトでは複数購入することで割引を受けることができます。
特に輸送時の空きは勿体ないため、極力パンパンにして送りたいところです。
値付けの見直し
値付けはせどりで2番目に重要な要素と言っても過言では無いでしょう(1番は言うまでもなくリサーチ)。
ではなぜ2番目に重要な値付けをこんな微妙な位置で紹介するのかと言うと、最低価格にすることが基本だからそこまでいう事が無いから。
そう、値付けは基本的に最低価格が最適解と言っても良いほどです。
問題は応用ですね。
・自分以外に出品者が居ない時
・中古の値付けをする時
と言った純粋に最低価格を付けて良いか微妙な時は判断に迷ってしまうかもしれませんね。
自分以外に出品者が居ない時は昔の価格より少し高くしても売れるときは売れるためオススメ。
中古の値付けは他の出品者や新品の価格を見ながら値付けをする必要があります。
自分で好きに値付けをする時には端数価格を頭に入れておくとちょっとお得です。
在庫処分をする
長期在庫が生じている時にやるべきことは1つ。在庫処分です。
例えいくつかの商品が赤字になったとしてもずっと在庫のままになってしまうよりは遥かにマシ。滞った在庫は1円も稼いでくれないからですね。
Amazonだけでなく、メルカリやヤフオクを駆使して現金に換えましょう。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!