ベタ まとめ記事 熱帯魚

ベタ飼育に必要なもの

こんにちは、滝谷ハジメです。

今日はベタに飼育に必要なものについて書きます。
『ベタ飼いたいけど何が必要なの?』という方のために書きました。最後まで見ていただければと思います。

では、始めましょう。

最低限必要なもの

『最低限これがないと飼育できない』ものは
・水槽
・餌
です。一つ一つ解説しましょう。

水槽

水槽は必須ですよね笑
しかし、一口に水槽といっても大きな水槽や小さな水槽、横長の水槽や立方体の水槽等、さまざまな水槽があるため、『どのような水槽を選んでよいか分からない』という方も居ると思います。

初心者は大きい水槽がオススメ

今回は『これからベタを飼いたい』という方にフォーカスして解説を進めます、『これからベタを飼いたい』という方は大きい水槽がオススメです。
もちろん各水槽にはメリット・デメリットがあります。それでも私は大きい水槽を勧めます。

大きい水槽のメリット

なぜ初心者は大きい水槽がおすすめなのかというと、水を多く入れることができるため、水質が安定しやすいからです。

水質の安定とは?
ベタも生き物なのでフンやオシッコをします。そのフンやオシッコにアンモニア等有害な物質が含まれているため、ただ飼っているだけでも水槽の水はどんどん悪化していきます。
もちろん他の要因もありますが、飼育中に特別手を加えなくても水の状態が変わります。
この『水の状態が変わること』が少ないことを水質の安定と言います。

簡単に言うと水の量が多いだけで、水質の変化が緩やかになるということですね。

ベタ1匹が水を悪化させるスピードは水が増えても一緒だからです。

大きい水槽のデメリット

もちろん大きい水槽にもデメリットはあります。万能ではないです。
大きい水槽のデメリット、それは
・値が張る
・置き場に困る
ズバリこれです。

おすすめする水槽の具体例

キューブ水槽がオススメですね。30㎝キューブが良いでしょうか。
奥行きがあるため、似たサイズ感の水槽よりも多く水を入れることができます。

ちなみに私はGEXマリーナS水槽を使用しています。
サイズは約幅31.5×奥行18.5×高さ24.4cmです。
(今考えるとキューブにしておけばもう少し水を多くしてあげれたなとも思います泣)

もちろん『この水槽が良い』という水槽に巡り合った場合はその水槽にするべきです。しかし、どの水槽にも言えることですが選んだ水槽のデメリットに向き合う必要があるということですね。

もちろん必須ですね笑、しかし『なにを買ってよいか分からない』という方もいると思うので一例として私が与えている餌を例に挙げますね。

人工餌

キョーリンの『ひかりベタ』を与えています。主食ですね。
この餌の良いところはこでも手に入ることと安いことです(笑)。
熱帯魚屋さんからホームセンターまで、魚やメダカを扱っているところで取り扱っていないお店を見たことがないため、なくなってもすぐ買いに行けます。

『これしか食べてくれないけどなかなか手に入らない(or値が張る)んだよなぁ』みたいな餌を主食にするのは難しいですよね。

乾燥赤虫

こちらはおやつです。
見た目が少しグロテスクなため、苦手な人がいるかもしれません。

なぜおやつかというと赤虫は固いんです。固いとどうなるかというとベタが便秘になってしまいます。(私自身ベタが便秘にしていませんが、赤虫をあげた次の日は固いうんちが出るところを目撃しています。)
そのため、おやつとして週1程度であげるのが良いかと思います。

あると良いもの

あると良いものについてはどの程度あった方がよいかを★の数で示します。

ヒーター 必要度★★★

ほぼ必須です。ベタは元々タイの魚、熱帯魚なので寒さに弱いです。だいたい25~28℃が適している温度と言われています。もちろん上下にぶれてもすぐ死んでしまうことはありませんが病気などのリスクが高くなってしまいます。

なぜあると良いものに入れたかというとヒーター以外の方法、例えばエアコンで適温を作ることができれば不要であるため、あると良いに入れました。
初心者はヒーターを買いましょう、エアコンよりもはるかに簡単かつ安上がりに適温が作れます。

温度調整機能(サーモスタット)

ヒーターの種類は温度調整機能(サーモスタット)の付いているものと付いていないものに分けることができます。

温度調整機能(サーモスタット)の付いているヒーターを『サーモスタット付きヒーター
温度調整機能(サーモスタット)の付いていないヒーターを『オートヒーター
と言います。

様々な事態(治療のため温度を上げたいなど)に備えることができるため、温度調節機能付きの方が好ましいです。ただし、オートヒーターで十分に飼育可能なため初心者はオートヒーターでも問題はないと思います。
(ハマるとサーモスタット付きが欲しくなります笑)

W(ワット)数

ヒーターの出力ですね。W数の大きいものであれば温める力が大きいです。
ヒーターのW数は「大は小を兼ねる」ため、使用したい水槽よりW数の大きいヒーターであればOKです。

スポイト 必要度★★★

主にフンや食べ残しを水槽から除去するために使います。
アクアリウム用の大きいスポイトを使うのが良いでしょう。

水槽内の掃除に使うだけでなく、薬剤の分量を測ることにも使えるため、持っておくと非常に便利です。

(ちなみに私は最初百均の小さいスポイトを使っていましたが、使い勝手が悪すぎてアクアリウム用のスポイトを購入しました笑)

カルキ抜き材 必要度★★

カルキとは?

水道水にはカルキ(塩素)が含まれています。このカルキは本来消毒のために入っていて、人間に対しては害はないです。しかし、体が小さく常に水に入っている魚に対しては毒です。そのため、このカルキを水道水からなくしてあげる必要があります。

カルキ抜きの方法

では、どのようにしたらカルキを抜くことができるかというと
・バケツで汲み置き
・沸騰させる
・カルキ抜き材を入れる
このいづれかです。

この中で最も手間が少ないのが「カルキ抜き材を入れる」のため、カルキ抜き材はあった方が良いと思います。また、カルキ抜き材にビタミンが添加されているものもあって私はオススメします。

バクテリア材 必要度★☆

バクテリアとは?

細菌です。
水中の有害物質を分解してくれるため、魚を飼育する上ではとても重要な要素ですね。

ベタ飼育にバクテリアは必要?不要?

これは飼育する状況に寄ります。

大きな水槽でバクテリアが住み着くような場所があるならあった方が良いですし、小さな水槽で頻繁に水替えをして水質を安定させる場合はなくても問題はないです。

『初心者は大きい水槽が良い』ため、初心者はバクテリア材を準備しておいた方がよいです。

なくても良いもの

エアレーション・フィルター

いわゆる「ぶくぶく」ですね。

ベタは空気から酸素を取り込むことができるため、なくても全く問題ないです。

しかし、「ほかに生体を入れたい」,「水草も一緒に入れたい」と思ったときには必要になります。

ここは必要に応じて、という感じですね。しかし、ベタ自身は大きなヒレが邪魔をしてあまり泳ぎが上手ではありません。

水流の大きいフィルターはベタにストレスがかかるためやめましょう。

入れるとしても水流の起こりにくいもの、水流を調節できるものを選んで入れましょう。

水草

水槽のアクセントになりますね。(私はカボンバを入れています。)

水草にもたくさん種類があるため、今回は省略します。しかし一点だけお伝えしたいことは硬い水草はNGということです。

なぜ硬い水草はNGかというと、ベタのヒレを傷つけてしまうからですね。

入れるとしても柔らかいものを選びましょう。

小物・飾り物

入れたい気持ちはとても理解できます。しかしここでも一点だけ、ベタが傷つきそうなものはNGとだけ言わせてもらいます。

どのような形がダメでどのような形が良いか、はっきりと決まっているものではありませんが、「ちょっと怪しいかな」と思えるものであれば水槽入れてから注意深く見る,入れるのを断念する等、少しでもベタに気を使ってきれいなまま飼育してあげましょう。

他の生体

いわゆる『混泳』というやつです。

大きい水槽だと特にそうなんですよね、「いろんな魚が一緒に泳ぐ姿がみたい」と思うはずです。

しかし、ベタは闘争心が強い魚のため、近くに敵がいると攻撃してしまうんです。
そのため「いろんな魚が一緒に泳ぐ姿がみたい」と思ったときは混泳ができそうな種類なのかを事前に十分調べておきましょう。(生き物なので絶対はありませんが、事前に調べておけば悲しい事故は少なくなるはずです。)

私はベタと一緒にオトシンクルスを飼っています。たまにベタがオトシンクルスつついている事がありますが、今のところ特段問題は起きていませんね。

最後に

ベタに必要なものは一通りあげました。
しかし、一番必要なのはベタに対する愛ですね(本気)。

「ベタを飼いたいけど何が必要なの?」の状態から「こんな風にベタを飼ってみたい」と思った時まで役に立てる記事にしました。あなたの気持ちに従いながら飼育環境について検討していただければなと思います。

最後まで見てくれてありがとうございました。
以上。ここまでです。

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