ここ最近(ずっとかな?)、ブログのセッション時間が短い事を気に病んでいました。
・どうやったらセッション時間を長くできるのだろうか?
といった疑問を持ち対策を考えていましたが疑問が晴れました。
もし、同じような疑問を持つ方が居たら『ブログであればセッション時間が短くても大丈夫だよ』という事を言いたくてこの記事を書きます。
・どうやってセッション時間を計測しているのか?
・なぜ大丈夫なのか?
の3つで解説していこうと思います。
それでは、初めて行きましょう!
なぜ大丈夫なのか?
なぜブログはセッション時間が短くても大丈夫なのか。
その理由は以下の2つ要素で説明されます。
・Google検索の流入が主なブログは離脱率が高くなりやすい
この2つだけ見て『なるほどぉ~把握把握。』と思う方はこの先は蛇足かもしれませんね。
『何を言っているんだ?なんでそうなる?』と思う方は是非読み進めてみてください。
セッション時間とは?
セッション時間はGoogleアナリティクスで確認できる1つの指標ですね。
先月のセッション時間。33秒です。
ではこのセッション時間が何を指しているのかと言うと1つのドメインの滞在時間を指しています。
すごい簡単に言うと0時0分にアクセスして0時30分に離脱した場合のセッション時間は30分。
という図式の元、『コンテンツをもっと優れたものにしなければ』と思い悩む方が多い訳です。(もちろん私含め)
意外と知らないセッション時間の計算式
セッション時間の概念は理解できたかと思います。同じドメイン内に居れば伸びる訳ですからね。
しかし、ここで1つ落とし穴があります。
それは、セッション時間は最後にアクセスしたページの滞在時間は計測していないという事です。
ちょっと分かりにくいと思うので例を出していきます。
例1:複数ページに滞在した場合
以下の様に滞在した場合のことを考えます。
見ているページ | 閲覧開始時間 | 離脱時間 |
ページA | 0:00 | 0:06 |
ページB | 0:06 | 0:20 |
ページC | 0:20 | 0:30 |
表の通り、『流入→ページA→ページB→ページC→離脱』という動きですね。
この時のセッション時間はいくつかと言うと
20分です。
最後のページCの滞在時間を含んでいないからですね。
例2:単一ページの場合
1つのページのみに滞在した下記の場合のことを考えます。
見ているページ | 閲覧開始時間 | 離脱時間 |
ページD | 1:00 | 1:20 |
見ている人の動きは『流入→ページD→離脱』になります。
この時のセッション時間は20分ではなく、0分になります。
最後に閲覧したページが1つしかないため、計測されない訳ですね。
ページを1つしか見ていないユーザーはセッション時間が0分として計上される。
セッション時間が短くても大丈夫な理由の1つ目を回収しましたね。
ブログの離脱率は高め
他の種別のサイトと比べてブログの離脱率は高いとされています。
大体ブログは65%~90%の様です。
逆に他の種別ではこんな感じ。
直帰率が高い=1つのページだけを見て離脱したユーザーが多い
という事になります。
話がつながりましたでしょうか?
ブログのセッション時間が短くても大丈夫な理由
以上のことから、冒頭で説明したブログはセッション時間が短くても大丈夫な2つの理由について理解が深まったのではないでしょうか。
改めて解説をすると
・離脱率が高い=1つのページだけ見て離脱したユーザーが多い
・1つのページだけ見て離脱したユーザーのセッション時間が0になる
という事になります。
つまり、離脱率の高いブログはセッション時間が正しく測定できていないという事になります。
もし心配であればGoogleアナリティクスから各記事毎に滞在時間を見れます。意外と滞在時間が長く、みんな読んでいてくれているものです。
さいごに
もし、ここまでの流れを見て頭の良い方であれば『根本的には解決してないんじゃない?』と思うかもしれませんね。
しかし、『悩まなくても良い事を思い悩む』という無駄を避けれるのであれば有益なことではないでしょうか?(ここ数ヶ月の私への戒めであります。先月も無駄なことを思い悩んでいました。)
自分が何を見るべきなのか、という把握は非常に大事という話ですね。
この記事を読み、疑問が晴れた方が居たら幸いです。