今回は先日読んだ本、『伝わるシンプル文章術 著:飯間浩明』の感想と要約を書いていこうと思います。
「この本で学べる事は何か」というとシンプルで協力な”クイズ文”という文章の書き方でした。
クイズ文とは?
本書で紹介されるクイズ文、一言で言うと
という文章のことを指します。
逆に問いと答えが無い文章のことを”日記文”と本書では書かれています。
これだけ言われてもピンとこないと思うので例を挙げます。
例:ちょうど先日、映画「閃光のハサウェイ」を見ました
先日、映画「閃光のハサウェイ」を見たのでこれを題材に書いてみようと思います。
http://gundam-hathaway.net/
ハサウェイ構文なるものの記事も書いているので良かったら見てくださいね。
日記文
先日、閃光のハサウェイを見てきました。
正直めちゃくちゃ面白かったです。面白かった・見てほしいと思ったポイントは3つ
・モビルスーツ(以降MS)での重厚感溢れる市街地戦
・宇宙でMSがポッドを掴むミッションの緊張感
・ガンダム同士の戦闘
MSが登場するシーンしか推して無いように見えてしまいますね(笑)
人々が登場し話が進むシーンももちろんGood。絵がキレイなため何気ないシーンや会話のシーンも見入ってしまいます。
あとテーマソングの「閃光」もいい曲ですよね。
ただ、3部作という事を知らないで見ていたため「この尺で大丈夫?」なんて感じてしまう事がありました(笑)
クイズ文
先日、閃光のハサウェイを見てきました。
見てきた結果『ガンダム初心者に閃光のハサウェイをオススメできるか』という事について書いていきます。
結論、ガンダム初心者に閃光のハサウェイはオススメです。
一番の理由は、『今やっている旬な作品』だからです。
もちろん
・MS同士の戦闘シーンがカッコいい
・テーマソングが良い
・作画が良い
といった良い点もありますがそれは閃光のハサウェイに限ったことではありません。しかし『今放映している』という点でオススメ度合いは段違いです。
実際アニメやドラマを見た”あと”の方が重要ではありませんか?
・友人と考察や感想を語ったり
・気になった語句や設定を調べたり
・他の人の考察を見たり
といった楽しみをリアルタイムでできるのは今しかありません。
私は友人と見て感想や考察を言い合い、これがまた楽しかったです。
もしかしたら”折角ガンダム作品を見るのであれば完結している作品の方が良い”という方の意見もあるかもしれません。
しかし、未完成であれば未完成の部分を追えば語らいに参加できると考えたらメリットではないでしょうか?(さらに言えば閃光のハサウェイは逆襲のシャアの12年後の物語ですが逆襲のシャアや他UC作品の予備知識が無くても見ることができます。)
以上が私がガンダム初心者に閃光のハサウェイはオススメできる理由でした。
読み手から見た”日記文”と”クイズ文”の違い
自分で書いていてアレですが日記文では何が言いたいのか分かりませんよね?
作品が良かったのか、MSが好きなのか、三部作のことを知らなくて驚いたのか...といった読んだ人に判断がゆだねられます。
ただ、読んだ人に判断がゆだねられるから日記文がダメという話ではありません。
明確に伝えたいメッセージがあるのであれば日記文よりもクイズ文の方が伝わりやすい
という話です。逆にクイズ文の例では「初心者に閃光のハサウェイはオススメ」という1つのテーマを元に話が進んでいくように作りました。
疑問があると人は考える、考えてくれる
ここ1年ほど本を読んでいて気付いたことがあります。
それは問題を渡すと人は考えてくれるという事です。
例えばコチラの画像に書いてある文字は何でしょう?
多くの方がこの画像を見て少し手が止まったのではないでしょうか?
もちろん、考える事・考えて時間を使う事は悪いことではありませんが「問題を渡されたら人は考えてしまう」という性質があるという事は理解しておいて損ではないでしょう。
もしかしたら人を動かすのが上手な人は「うまく問題を渡せている」というのがキーなのかもしれませんね。
クイズ文でちょっと足を止めてもらう
先ほどの”問題を渡されたら人は考えてしまう”という性質。
クイズ文で「問い」を最初に書くことで読み手がその先を考えくれます。
例えば先ほどの”閃光のハサウェイはガンダム初心者にオススメか?”という問い。
・賛成なのか反対なのかどっちなんだろう
・私は賛成(反対)だなぁ~
なんて思いながら読んでくれた方も居るのではないでしょうか?
逆に「ヒロインがかわいいって話かな?」なんて事を考えながら読んだごくわずかではないでしょうか?
最初に問いを提示することで”方向性”を決める事ができます。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!