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”ブックオフせどり”はなぜ衰退したのか?【趣味でやるのはまだいけそう】

『ブックオフせどり』は昔に行われていたせどりのやり方です。

ブックオフでせどりをしている人の姿は見たことがあるのではないでしょうか?

いらすとやにも画像があるほどです。

今回はそんなブックオフせどりについて書いていこうと思います。

「ブックオフせどりは衰退して儲けるのはかなり難しい、趣味レベルでなら面白いかもね」

という内容です。
最後まで楽しんで読んでいただけたらと思います。

ブックオフせどりは『昔のせどり手法』

ブックオフせどりは2012年頃にピークを迎えたせどり手法の1つです。

ビーム(バーコードリーダー)を持って1つ1つ商品を
ピッピッ
と読み込むことで利益商品を探していた訳ですね。

もし、今やるのであればスマホのバーコードリーダーで読み込む感じですね。

しかし、2021年現在ブックオフせどりはかなり下火です。

下火になった理由は「時代の変化」と言ってしまえばそれまでですが
具体的な理由は3つ。

・ブックオフがせどり禁止になった
・メルカリが登場し、ブックオフ本で売買する人が減った
・電子書籍の需要が増えた

です。

ブックオフがせどり禁止になった

ブックオフがダメと言えばダメです。
せどりをやっている人に一番効きますね笑。

せどりが禁止になったというよりは
バーコードを読み取る行為が禁止になりました。
おそらく邪魔だったのでしょう。

とは言え人通り少なくて
全然お客さんのいない店舗であれば
バーコードを読み取っていても咎められたことがないので
割と店舗に拠りそうではあります。

でかでかと「バーコードリーダー禁止」みたいな張り紙があったらダメですけどね笑。

バーコードリーダーを禁止する店舗が出てきた
これがブックオフせどりが衰退した理由の1つです。

メルカリが登場した

メルカリの登場で個人間の売買がかなりスムーズにできるようになりました。

一応2012年時点でもヤフオクはありましたが
一部の人間がやっているものというイメージがありました。

それと異なり、メルカリは殆どの人のスマホに入っているのでは無いでしょうか?

メルカリの普及とブックオフせどりの衰退って関係あるの?

と思う方もいるでしょう。
関係があります。

ブックオフで本を売ったことがある方は分かると思うのですが
ブックオフの買取金額はめちゃくちゃ安いです。
1冊1円とか下手したら0円になることも良くあります。

それに対してメルカリは最低金額が300円のため
手数料・送料入れて最低でも100円くらいは手元に入ります。

データを入手することはできませんでしたが
ブックオフで売る人が減ってしまうというのは納得できそうですよね?

余談ですがGoogle検索で
「ブックオフ 買取」と調べるとサジェストに
「ブックオフ 買取 捨てた方がマシ」と出てきてつい笑ってしまいました。

また、メルカリで売れるということはメルカリで買う人が居るのも事実です。

ブックオフで立ち読みしているときに
「ちょうど間の巻が無い!!」
みたいなこと、ありませんでしたか?

メルカリであれば「○○(本のタイトル) △巻」みたいに検索すればだいたいヒットします。

売買する上での利便性の面でブックオフがメルカリに負けてしまっていますね。

ちょっと話が逸れそうでしたね、つまり何が起こるのかというと
ブックオフに本が流れにくくなっている
ということです。

そうですよね?
ブックオフは買い取った本を売っているので
本を売ってくれる人が減ると商品数が少なくなります

そして商品数が少なくなると利益を出しにくくなります。
なぜなら本1冊の利益はかなり小さいので薄利多売の戦略を取らざるを得ないからですね。

メルカリが普及したことでブックオフに流れる本の数が減り利益を出しにくくなった
これがブックオフせどりが衰退したもう1つの理由です。

電子書籍の需要が増えた

10年近く前から電子書籍自体はありましたがあまりメジャーではありませんでした。

実際私も昔は
「紙と電子書籍、金額が同じなら売れる分紙の本が良いな」
と思っていました。

しかし、今となってはkindleで読書をしています。
kindleunlimitedが優秀すぎるんですよね、月額読み放題は強い。
最初のひと月無料で便利だったのでずっと継続しています。
この本もkindleで読みました。

事実、電子書籍の市場規模は
2012年:768億円
2019年:3750億円
と7年間で5倍以上に膨れ上がっています。


出典:PRTIMES「2019年度の市場規模は3473億円、2年連続の20%超の成長『電子書籍ビジネス調査報告書2020』8月21日発売」

電子書籍の勢力がとても強まっていることは理解できたかと思います。

一方紙の書籍はどうなっているのかというと

出典:ガベージニュース「出版物の分類別売上推移をグラフ化してみる(最新)」

このグラフから2012年と2019年の累計売上を比較すると。
2012年累計売上:15,223億円
2019年累計売上:10,086億円
2/3程度まで縮小しているのが見て取れますね。

ブックオフせどりで仕入れの対象になりやすい
コミック,文庫,新書
だけに絞ってみると
2012年:6,991億円
2019年:5,040億円
約28%減となっています。

電子書籍の需要が増え、紙の本の需要が減った
ということがブックオフせどりが衰退した理由ということですね。

ブックオフせどりは完全に死んだのか?

結論から言うと完全に死んだわけではない

なぜならブックオフは本以外にも
ゲームやフィギュア,家電などを取り扱っているからですね。

本も一応売れることは売れるので完全に終わったわけでは無いです。

とは言え昔ほど良い仕入れ場所ではないでしょう。

ブックオフせどりは趣味でやるのがオススメ

ブックオフせどりに向いている人は
ズバリ、読みたい本がある人です。

例えばふらっと入ったブックオフで
気になる本があったら買って、
読み終わったらメルカリで売る。
(中身を見ているため背取りでは無いかもしれませんね)

であれば十分楽しんでできるのかなと思います。

実際私も「夢をかなえるゾウ」を友人から紹介されたときに
ブックオフで買って、読み終えてからメルカリで売ったことがあります。
だいたい100円くらい赤字でしたけどね笑。

お金を得るためにと考えると
ブックオフせどりはかなり厳しいですが
気になる本がある場合は試してみても
良いかもしれませんね。

気になったら買ってみて
良くなかったらメルカリで売る
というのはどの商品であっても
役に立つと思うのでブックオフせどりに限らずオススメです。

ブックオフせどりというよりはメルカリ活用術になってしまいましたね笑。

まとめ:商売で見るとブックオフせどりは瀕死

以上、ブックオフせどりについてでした。
割とほとんど「メルカリすごい」という話になってしまいましたね。
まとめると

<ブックオフせどりとは?>
ブックオフで本を買ってきて売る手法。
2021年現在ではかなり下火

<ブックオフせどりはなぜ衰退したのか?>
簡単に言うと時代の変化。
具体的に言うと
・ブックオフでバーコードリーダーが禁止になった
・メルカリが普及してブックオフに流れる本が減った
・電子書籍の需要が増え紙の本の需要が減った

<ブックオフはどんな人にオススメ?>
本を読む人にオススメ。
気になった本があったら買ってメルカリで売ってみよう。
別に買う場所はブックオフでなくてもOK。

という話でした。

繰り返しになりますが
ブックオフせどりは2021年現在かなり厳しいです。
この記事があなたのせどりライフの役に立ったり、「面白かった」と思ってもらえたらうれしいです。

今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

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