このように熱帯魚をコップのような小さい容器に入っている写真を見かけたことがあるかもしれません。
おしゃれでカワイイですよね。
この熱帯魚はベタという魚。
「ベタってどんな魚なの?」と知りたい方はコチラ
そしてベタをこのようにコップで飼うことは基本的にNG。
その理由は3つあります。
・温度管理が難しい
・水が汚れやすい
この記事では上記のベタをコップで飼えない理由を紐解いて書いていこうと思います。また、最後に代替案を紹介するので良かったら最後まで読んでいただければと思います。
それでは、初めて行きましょう!
ベタがコップで飼育できると言われている理由
「ベタをコップで飼えない理由じゃないのか?」なんて思ったかもしれませんね。
しかし、なぜベタがコップで飼えると言われているのかを知ってからベタをコップで飼えない理由を知った方がより理解が深まると思い先に紹介する形にしました。
”エアレーション不要”が元凶
ベタの飼育にはエアレーション(よく言うブクブク)が不要です。
金魚などの普通の魚がエラ呼吸で水から酸素を得るのに対してベタは直接空気から酸素を取り込むことができます。飼育していると息継ぎするのを見かけることができますよ。
出典:価格.comマガジン 高性能&グッドルッキングな“小型水槽”でアクアリウムを始めよう♪
息継ぎするベタ。この写真は泡巣を作っているのかな?かわいいですね。
厳密にはエラ呼吸もしていて割合的には60%が空気から酸素を得ているらしい。
空気から直接酸素を取り込めるため、他の魚より水中の酸素不足による酸欠に強いと言っても良いでしょう。
ショップで小さな容器で売られている
事実、ベタを販売している店舗(熱帯魚屋さん,ホームセンター)ではコップとまでは行きませんが割と小さな容器で販売されています。
これを見たときに「あ、この魚(ベタ)って小さい容器で飼育できるんだ」なんて考えてしまうかもしれませんね。
しかし非推奨。店舗と同じ管理方法を真似できるのであればできるかもしれませんが現実的ではありませんよね。
ベタをコップで飼えない3つの理由
さて、本題です。
ベタをコップで飼育できない理由は冒頭に書いた通り
・温度管理が難しい
・水が汚れやすい
です。それぞれ解説しいていきます。
水位が高いため飛び出し事故が起こりやすい
ベタ、跳ねます。
跳ねるんですね、ベタは。そして、コップに水を張ると水位が高くなるため跳ねたときに外に出てしまいます。これが飛び出し事故です。
私が体験したことですが初めてベタを飼ったときに水合わせをコップやお茶碗のような小さな容器でやってしまったんですね。(今考えても謎。袋でやればよかったのに...)
そしたらピョン。幸い目の前で飛び出したためすぐに水に戻せましたが目の届かないところで跳ねたらどうにもなりません。
飛び出し事故を防ぐためにもコップで飼育するのはNGです。
ヒーターが設置できず温度管理が難しくなる
冒頭で言いましたがベタは熱帯魚です。文字通り熱帯に生息しているお魚ですね。
そのため、低水温には弱いです。特に冬場だとコショウ病などの病気のリスクが高まります。(コショウ病についてはコチラ)
通常の飼育であれば水槽にヒーターを設置しますがコップにヒーターの設置は難しいですよね?
病気を防ぐためにもコップで飼育するのはNGです。
一応、下に敷くタイプのヒーターはあります。
水が汚れやすく頻繁な水替えが必要
コップに大量の水を入れることはできません。そのため、水が汚れやすいです。
汚れた水を交換するために水替えをする必要があります。
毎日全換水は必須。それ以上の頻度見ておいた方が良いですね。
逆に言えば頻繁に水替えができて、ほか2点の問題をクリアできればコップでの飼育は可能になりますが...難しいですよね。
コップ飼育の代替え案
以上がベタをコップで飼えない理由でした。
ここからは代替え案を紹介していきます。
まずはじめに、コップで飼育をしたい方はおそらくこんなことを考えているのではないでしょうか?
・設備をガッツリ準備できる予算がない
つまり『できるだけミニマムに』というコンセプトだと思います。
そのため、ショーベタケース&小ヒーターを推奨します。
ショーベタケースはL。
S,M,Lとサイズがあるので注意。Sはかなり小さいです。
この2つならミニマムにベタの飼育は可能です。
個人的には単独飼育であっても水槽はもっと大きい方が好みです。
それに飼育しているうちに「こんな水槽にしたいな」という欲が出てきますよ笑。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!