「質と量、どちらが大事ですか?」
そう聞かれた時にあなたは何と答えるでしょうか。
私は「場合にもよるけど基本は”量”」と答えます。とりわけ初めての事柄に対してであれば絶対に量と言い切ると思います。
なぜ私が量と質では量を重視した方が良いのかをこの記事では解説していきます。
- 初めての事柄で量と質のどちらを重視したら良いか分からない
- 量と質の問題で自分なりの答えが出ていない
と言う方の役に立てたらと思いこの記事を書きました。
量質どちらもは「盆と正月」
量と質が大事なことは誰もが承知の上だと思います。
しかし、「量も質、どっちも欠いてはいけません」という人を見ても納得は出来ないでしょう。
なぜなら、あちらを立てればこちらが立たずと言わんばかりに質と量の両方を取れる事が無いからです。むしろ、両方とも確保できることであれば誰も悩むことなんてありませんよね?
まさに盆と正月、一度に来る訳がありません。
最初は”量”から入るべき
で、ここからが私の主張。
基本的には量、特に最初は量から入ることが絶対に良いと胸を張って言えます。
量から入るべき3つの理由
量を取る、言い換えれば多少の質をないがしろにすると言っても良いでしょう。
多少の質をないがしろにしてでも量を取るべきだと断言できる理由は以下の通り。
・最初は質への理解が浅い
・質は後から付いてくるが量は後から付いてこない
・多くの「結果が出ない」は量が足りていない
質への理解が浅い
最初のうちは何であれ質への理解は低いと言い切っても過言では無いでしょう。
質と一概に言いますが質とは何でしょうか?
もちろん闇雲に時間を消費することではありませんし、眉間に皺を寄せることでもありません。また、ひたすら文字量を増やすことでも無いでしょう。
質とは結果に結びついている物です。逆に言うと結果が付いてこなければ質は無いも同然でしょう。
もし、「これなら絶対に結果が出せる」という確信がある質があれば質を極めるのも良いと思いますが、多くの方はそんな確信は持てないと思います。
私の例だと、ブログ始めたての頃に「ちょっと気を抜きすぎたかな?」なんて思った記事が意外とPVを稼いでくれているなんて事があります。もちろん逆に時間をかけて練って質を高めたはずの記事が誰にも読まれることが無いなんてことも良くあります。
つまり、質を高めたところで自己満足に過ぎない可能性があるということ。
逆に量をこなした場合、質とは違って自己満足で終わりません。
質は後から付いてくるが量は後から付いてこない
量が裏切らないのは量を質に転換する可能性があるということです。
よく言われているのは3ヶ月周期や3年周期でグッと成果が出るという話。
つまり量をこなしていたら質が付いてきたということです。
逆に質を上げたら量が付いてきたということは「効率が良くなって量が出せるようになった」程度であれば起こり得ますが、量をこなす習慣が無ければ質が上がっても量をこなす選択は取りにくいのではないでしょうか。
「量をこなしたくないから質に頼る」と考えてしまう方も居るかもしれません。大きな罠です。
多くの「結果が出ない」は量が足りていない
人事尽くして天命を待つという言葉がありますが、人事を尽くす前に天命を待つ人は結構多い。
なぜ量が出せないのかと問われた時、致し方無いような理由を上げる方が難しいでしょう。大概は「面倒くさい」か「やりたくない」といった本来であればしょうもない理由ですが本人にとっては一事が万事かもしれません。
もし、先述の通り「量をこなしたくないから質に頼る」という考え方が頭の片隅にあるのであれば量に対して今一度向き合ってみても損では無いでしょう。
とりわけ最初のうちは上げられる質にも限りがあります。それならば上記の事より量をこなしていった方が良いと私は断言します。
量から入るときに注意すべき3つのポイント
とは言え「万事が量。量こそがすべて」という訳にも行きません。
量から入るときには以下のポイントを注意しておくと良いです。
・最低限の質の確保
・無理な量では無いか
・質への意識は常に持っておく
最低限の質の確保
昔何かのブログで「量より質」を推している方の例えで『ブログで「ああああああああ」しかない記事で量を稼いでも意味がありません』みたいな主張がありました。
バカらしい極論ではありますが決して間違いでは無いと私は思います。
しかし、逆に『1記事を3年間みっちり考えてから投稿すべき』と言われても納得できない方は多いと思います。私は絶対に納得しません。
つまり量も質もどちらかを完璧にゼロにしてはいけないということ。
そして私は最低限の質を確保したうえで量をこなすことを推奨します。
『最低限の質』と言っても場合によって異なるので難しいかもしれませんね。
ブログで言えばイケハヤ氏の本で見かけた『60%くらいの出来でれあれば投稿する』という考え方はオススメです。
無理な量では無いか
ここで言う無理な量と言うのは「体を壊してしまうレベルの無理」を指します。
例えば睡眠時間を削っていたり、余暇の時間ゼロであればガタが来たらお陀仏ですからね。
私が印象に残っているのは「せどりで頑張っていると血尿が出る」という話。
せどりについて情報を得ていた頃にYoutubeで出会った話で
せどりで頑張る人は血尿が出る。だから血尿が出ないくらいの努力で「結果が出ない」と言うな
という内容。初めて見たときはついつい笑ってしまったが、「量をこなす=血尿が出る」と考えると言っている事はおかしな話では無い。
無論、私は血尿を出したことが無いので頑張りは足りていない事にはなりますが、自他共に体を壊して血尿を出すまで頑張れと人には言えません。
体は唯一無二にして最大の資本。そう簡単に壊してはいけません。
質への意識は常に持っておく
量から質に転化するときは意識・無意識問わずに行われます。
そのため、意識せずに闇雲に量をこなしていると質を上げるチャンスを逃すことになるという話。
逆に言うと既に量をこなしている方にとっては質を向上するためのチャンスは近くに転がっているかもしれません。
量をこなしてきたからこそ質に目を向ける事ができる訳ですね。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!